約 2,311,300 件
https://w.atwiki.jp/gods/pages/5608.html
レーダー レダの別名。
https://w.atwiki.jp/echizen/pages/263.html
防空レーダー&指揮所 L:防空レーダー&指揮所={ t:名称=防空レーダー&指揮所(施設) t:要点=巨大スクリーン,地下指揮所,防空レーダー t:周辺環境=越前藩 t:評価=なし t:特殊={ *防空レーダー&指揮所の施設カテゴリ = 藩国施設として扱う。 *防空レーダー&指揮所の指揮下にあるものは対空戦闘時に+5の修正を受け、AR+3として扱う。 *この建築物には1000m2の土地が必要になる。 } t:→次のアイドレス = 防空ミサイル(兵器),防空機関砲(兵器),無人防空戦闘機(兵器),帝國防空回廊(兵器) } http //p.ag.etr.ac/cwtg.jp/bbs2/17710 HQチェック通過 ○対空戦闘時にさらに+1 http //p.ag.etr.ac/cwtg.jp/bbs2/17985 物語的補講 宇宙進出を図る越前の統合進宙計画「彦星計画」推進の一環として先の赤オーマ侵攻の際の空爆で破壊され、放置されていたレーダー指揮所を再建する形で同計画はスタートした。この再建の指揮は藩王セントラル越前その人が陣頭指揮をとった。 先に破壊されたレーダーと指揮所はイワヤト山に設置されていたが、今回の計画では攻撃目標となるリスクを鑑み、主となる指揮所のより堅牢性の高い地下への移設、さらに破壊された際の代替指揮所の建設や、棚織島に設けられたフェイクとなるレーダーの建設、また索敵手段もレーダーだけでなく複数手段での索敵網を設置することなど単なる再建にとどまらない根本的な見直しが図られた。 これは先のルージュ戦において、たった一度の空爆で指揮、索敵能力ともに壊滅したという手痛い経験が活きていると言えよう。 しかしそれ以上に、この施設は越前首脳部の同施設に対する並外れた執着の賜物でもある。 宰相府の施設を訪問し、関連の資料を比較検討し、問題点の洗いだし、運用方法の改善など、細かなものも含めおよそ一万点以上に及ぶ改良点をピックアップし、またその全てを実現化すべくプランを練り上げた。これらのほとんどを藩王セントラル越前が一人で行ったのだから驚きである。 そしてそれは、この施設に対して向ける情熱の裏返しであるとも言える。 ここに一つ、興味深い話がある。 「今、何のためにレーダーを再建するのか?」 そう問われた彼は、天を仰ぎながら、こう答えたと言われる。 ――――この空の平穏は、妹の笑顔につながっている、と。 結果として開戦まじかで何とか間に合ったこの施設は、この後の防空回廊の基幹として帝国の盾と呼ぶにふさわしい働きを見せることになる。 多角複合型防空索敵網システム 「セヴンスター」諸元 「私の行いをありがたいと思ったのなら、私ではなく、他の誰かにそれをしてあげてほしい」 ――セントラル越前の、恩を返したい、という申し出に対する彼の恩人の答え 「セヴンスター」とは、かつて越前藩国に建設された防空レーダーシステムの名である。 ビアナオーマの空爆を受け壊滅的打撃を受けた後、再建される段となったとき、この名を引き継ぐか否かで熱く議論が交わされていた。 曰く、縁起が悪い。曰く、更新されたのだからセヴンスター2が良いのではないか。 それらの意見についてひとしきり耳を傾けた後、藩王・セントラル越前は厳かに告げた。 「名前は変えない。我らの空を護るものの名は、二つと不要である」 この藩王の鶴の一声により、再建されることとなった新たな防空レーダーシステムは、かつての「セヴンスター」の名をそのまま引き継ぐことが決定された。 新たに建設された防空レーダーシステム「セヴンスター」は、その名の通り、7つの要素によって構成されている。 地下指揮所「碇星」 かつてイワヤト山山頂付近に設置され、ビアナオーマによる空爆で破壊された防空レーダー設備。 今回再建にあたって、まずは跡地の視察が行われた。 その結果、地下に建設されていた指揮所については、若干修繕が必要なものの、ほぼそのままの形で流用することが可能である、という事が明らかになった。 元々指揮所はイワヤト山内部に設置された観測ドームを改造して用いられており、火山観測所として設立された経緯から防御力が高く、そのためにあの空爆をもってしても完全に破壊することは出来なかったのだと推測されている。 (あるいは、越前藩国の昔話にあってイワヤト山の火口に消えたとされる伝説の剣士・金剛の加護により破壊を免れたのだ、とする信心深い見解も存在する) 指揮所内部にかつて存在していた夢見行為を補助するための瞑想室は、スタッフの要望もあり再設置された。 妖精軌道(東国人+犬妖精+ドラッカー+ドラッグマジシャン)の夢見行為による敵進路と目標の予測を行う超早期警戒システムも活用されており、『目で見えない場所を見通す眼』として重宝されている。 (このデータはレーダーシステムにより収集された地形・天文などのデータと相互比較して双方の精度を高めるのにも使用されている) 量子コンピュータ「天象」 情報処理用のコンピュータについてもかつてと同じように量子コンピュータが設置された。 これは、後に全国展開されることとなる防空回廊の情報処理に一役買うこととなる。 情報指揮所の放送設備は、情報戦部隊の介入により、関係各国への高速情報送信を可能としている。 元々は業界標準として利用されていた通信形式によって汎用性を確保していたが、後に電子妖精(後述)による『規格の壁問題』の突破によって、おおよそ考え得る全ての防空兵器との連携を可能とした。 無論、自動画像&音声変換機構により、ナショナルネットに接続不可能なものでも恩恵を得られるようにする等、利用者側にも配慮した設計がなされている。 電子妖精「優填」 優填とは、越前藩国が誇る「文殊」から自然発生的に発生したプログラムを元に作成された電子妖精である。 もとは「国家機密の財務情報を黙って借りてくる」用途として発生したデーモンプロセスだったが、「隠密性に優れ、規格の違いを超えてアクセスできるプログラム」として再誕し、現在までに越前藩国の情報戦部隊を大きく助けている。 そしてこの「優填」が、防空レーダーシステムでも一役買うこととなったのだ。 前述したとおり、業界標準となっている通信形式を利用することで通信の汎用性を高め、各国にバラバラに存在する防空システムとの円滑な通信を行おうとしていた。 だが、いくら業界標準といっても、それには限度がある。 機密性保持のために独自開発されたシステムなどに対しては、この方法では通信を行うことは出来ないのである。 この『規格の壁問題』はセヴンスター再建の折に技術者たちの頭を大いに悩ませたが、その時たまたま(いたずら目的で!)セヴンスターのコンピュータシステムに侵入していた電子妖精が彼らの目に止まった。 彼らの間に電撃が走った。 「規格の違いを乗り越える」という電子妖精の側面を用いることで、この『規格の壁問題』はいともたやすく突破されることとなった。 このいたずら妖精が、後に建造された帝国防空回廊、そしてその輸出の時、大幅に異なる規格を用いている共和国軍防空網に対しても、セヴンスターが有効に作用するシステム構築のきっかけとなったことは、帝國はもとより越前藩国内部でも、あまり有名ではない。 防空レーダー「北斗」 地下設備については流用することが可能であったが、地上に設置されていたレーダーシステムについては流石に破壊され尽くしており、新しいものを設置することとなった。 とはいえ、越前藩国はセンサー・レーダーはお手の物である。 地上センサーならば50~100mにひとつは確実に設置されているし、海は海で深海レーダー施設や調査ブイが設置されている。 そして空はというと……無論、こちらにもある意味で偏執的な設備が存在する。 地上・海上・海中に無数に設置された各種センサーの設置・製造・運用ノウハウを余すところなくすべてつぎ込むことで、山頂の変わりやすい天候にも鼻歌交じりで耐えられるほどの耐久性と、高性能・小型化に成功したアンテナ素子。 それを、豪華にも約6000個ほど備え付けた30メートルほどの三角柱。それが、イワヤト山・山頂付近に設置された警戒管制レーダー「北斗」である。 亀の甲羅とも虫の複眼ともいえるこの「北斗」は、探知距離を犠牲にして精密測定を可能にする高周波数・短波長帯域と、識別能力に劣るものの広範囲の探知を行える低周波数・長波長帯域の二種類を使い分け、半径にして1500キロメートルを超えるという探索範囲を獲得している。 温度差発電システム「七曜」 セヴンスターは大規模なレーダーシステムである。消費電力も馬鹿にはならないが、そこは越前藩国の更なるお家芸・温度差発電施設を多重設置することで解決させた。 2000メートルを超える火山の山頂という立地条件は、建設においても大きな壁として立ちはだかった。しかし、それを押してまで設置された理由。それは、障害でもあった火山から膨大なエネルギーを取り出すことが出来る、という利点であった。 こんこんと湧き出る温泉と、清らかなる清流。この温度差を利用して行う温泉発電や、ほのかなぬくもりを持つ大地からエネルギーを取り出す地熱発電。これらは安定して電力を得られるということのほかに、火力発電等と比べ、空気を汚さず、発電のための燃料も必要とせず、循環してエネルギーを得ることが出来るクリーンな発電技術である、という一面も重大な要素である。 火力発電のように排気を発生させず、かつ元々地下に設置する発電機ということもあって地下施設化しやすかったため、ただでさえ目立つレーダー施設の地上面の更なる巨大化を、表面的には抑える結果に繋がった。 成層圏監視システム「南斗」 そしてもうひとつ、越前藩国の防空を支えるレーダーがある。それが、成層圏プラットフォーム「南斗」である。 成層圏プラットフォームとは比較的安価な飛行船を成層圏まで浮かべ、地上/宇宙の観察・観測・監視や無線の中継局などの情報施設として活用するものである。 そしてこの「南斗」は、地上及び宇宙への監視に特化したシステムである。 年単位での運用が可能である硬式ならではの耐久性、飛行船そのものの特性でもある低コスト、そして高積載量を生かして、バルーン上部・船首・船尾に大型のレーダーを搭載。その出力を支える大型バッテリーは船底、バルーン上部のレーダーを前後からはさむようにソーラーパネルを敷設している。 「北斗」には劣るものの、半径1000キロメートル強という範囲をカバーするこの「南斗」だが、その出力を常時維持することは単機では難しかった。 そこで考案されたのが、同型5機体制での運用である。 通常時は2機が稼動して監視を行い、他の2機は監視の結果消耗した電力をバッテリーに蓄えるために待機。最後の1機は、通信特化船であり、稼動系2機と連携して観測結果を地上へと送信している。 人力観測網「昴」 空を護るのはレーダーに限らない。 「セヴンスター」再建計画に先立ち、藩王および摂政によって天領の防空レーダーの視察が行われていた。 その際、宰相と防空監視網について意見が交わされ、「人の目によって空を監視する」という案が越前にもたらされた。 監視の全てをレーダーによってまかなう事を前提として検討を重ねていた藩王・摂政にとって、このアナログかつローテクな手段による監視は完全に盲点であった。 即座に国に持ち帰られ、技術チームによって検討が重ねられた結果、子爵領ということもあり数はそこそこ多い国民の力を借りる案が打ち出された。 越前の民の多くは、国のイグドラシル(運命)の導きにより、大半がサイボーグである。 すなわち、多くの国民がナショナルネットに接続することでショートメール等での情報発信が可能であり、そうでない国民も情報端末を用いることで「見上げた空」の様子を伝えることができる。 以上のような国の特性を生かし、農作業の合間に空を見上げることの多い越前藩民の協力を得ることで、新生「セヴンスター」に新たな機能が拡張されることとなった。 その名は昴(すばる)。「統一されている」「ひきいられている」という意味を示している その名の由来 藩王・セントラル越前は、何故セヴンスターの名にこだわるのか。 臣下の中には、東国人らしからぬという理由で藩王の態度に疑問を持つ者もいる。 あるとき、そのうちの一人藩王に問うた。 セントラル越前は目を細めると、こう答えた。 ――かつて、私を助けてくれた人がいた。 私はその恩に報いるため、彼に恩返しをさせて欲しい、と言った。 すると彼は笑いながら、こう答えたのだ。 「私の行いをありがたいと思ったのなら、私ではなく、他の誰かにそれをしてあげてほしい」 今でも、風が吹く度にその言葉を思い出す。 「セヴンスター」とは、その恩人に縁のある言葉なのだ。 おそらく彼は、今ここには居まい。 もしかしたらいるかも知れない。だが、私がそれを知り得る方法はない。 だから私は、彼の縁するこの名を使い、彼に思いを伝えたいのだ。 私は、あのときのあなたの言葉を形にしています。これで、恩返しができましたか? きっと、答えはないだろう。 だが、それで良いのだ。 問いに対する答えではなかったが、問いを発した臣下はこの答えに納得し、引き下がったという。 あるいは、目。 その瞳の色を見て、彼は言葉以上の答えを得たのかも知れない。 セントラル越前の、何者かを護り続ける、という意志を。 関連質疑 Q:「防空レーダー&指揮所の指揮下」に置くためには宣言以外に必要な行動が発生しますでしょうか? A:特にないですが、実際に指揮下に入れないといけません(聯合を組んでいる、など) Q:施設である以上、編成に組み入れる必要はありませんか? A:ええ。 Q:「*防空レーダー&指揮所の指揮下にあるものは対空戦闘時に+5の修正を受け、AR+3として扱う。」という特殊ですが、 対空評価を持たない=対空戦闘に参加できない地上部隊などがARの修正のみを得ることは可能ですか? A:できません Q:防空レーダー&指揮所ですが、今回1000m2の土地は別途マイルで購入しなければいけませんか? A:今回はまけときます http //p.ag.etr.ac/cwtg.jp/bbs2/17706 Q: 防空レーダー(施設)へのHQは、ARか修正のうち任意の方を+3でいいのでしょうか? A: いいえ。 それは特殊だね。全部隊+3とか強すぎるので+1で十分。それもARは対象外で、修正のみ。 http //p.ag.etr.ac/cwtg.jp/bbs2/19471 スクリーンセーバ 防空レーダースクリーン風スクリーンセーバ 防空レーダーのスクリーン風のスクリーンセーバです。 基本的に普通のスクリーンセーバと同じですが、解像度の変更や画質の変更、透過度の変更が可能です。 (透過度125前後だと綺麗かも?)
https://w.atwiki.jp/army2ch/pages/236.html
レーザー誘導ミサイルとか爆弾とか、あれって間違えて照射してる本人に向かって飛んでいくってことは無いの? レーザー誘導方式のデメリットは、攻撃対象にレーザーを照射し続けなければならないこと以外に何がありますか? レーダーキャンセラーってどういった原理のものなんでしょうか? FCSで探索と追尾を兼ね備えたレーダー(イルミネーター)って有るんでしょうか? フューズドアレイレーダーって、素子一個でも沢山でも探知距離はいっしょですか? アクティブ・フェイズド・アレイ・レーダーとパッシブ・フェイズド・アレイ・レーダーってどちらが性能優れているのでしょうか? アクティブレーダーキャンセルの評価ってどう何でしょう。 APG-70とAPG-63(V1)とAPG-63(V2)の間にはどれくらいの性能の差があるのですか? フェイズドアレイレーダーというのはどのようなレーダーなのですか? 大気汚染を監視するレーザーレーダーを軍事利用出来ないのでしょうか? SPY1レーダーのアンテナはなぜ八角形にまとめられているのですか? レーダーに人も映るのはわかるのですが、森の中の歩兵も発見できるのでしょうか? 自衛隊は「対砲レーダー」というものを何基持っているのですか? 合成開口レーダーってなんですか? AESAのレーダーって普通のレーダーとどう違うのですか? フェーズドアレイレーダーとはどんなレーダーなんですか? アクティブフェーズドアレーって、360度周囲を索敵するとき回転するの? バレージジャミングとは何ですか? 対砲レーダーはRAP弾の発砲位置を特定できるのですか? 対人レーダーや対砲迫レーダーに対する電子妨害手段は研究されていないのですか? 対砲(対榴弾砲?)レーダーと対迫撃砲レーダーとはやはり別物ですか? 戦車などに搭載されてるレーザー探知機ですが、あの小さなセンサーで探知できる原理が分かりません。 レーダーブロッカーとは何なのですか? ステルス機の登場に対し、ステルス機に対するレーダーの捕捉力の研究や強化は行われていますか? レーダー妨害装置って、発信源としてバレたりするのか、レーダー側が妨害に気づけるのかどうか、どうなんでしょうか スペクトラム拡散レーダーってどんなものですか? 簡単に言えば従来のプレーナル・アレイ・レーダーは単眼電探、フェイズド・アレイ・レーダーは複眼電探と考えればいいですか? 紫外線で相手を捕捉できるレーダー等の監視装置はあるのですか? 現代の索敵車両って、地上からどの程度の距離を観測できるのですか? 何故日本やアメリカの水上戦闘艦用フェイズド・アレイ・レーダーは、板型のレーダーを艦橋部などに四枚貼り付ける形をとっているんですか? 何故固定式の全周レーダーは、一面でも壊れたら駄目なんですか? 何故、SバンドとXバンドのデュアルバンドレーダーは作られないんですか? 八木アンテナは海外では有名なのに、日本の軍人はその価値を理解せず、知ってる人が殆どいなかったんですよね? LANTIRNとFLIRと合成開口レーダーの違いがわかりません。 世界で初めて対水上見張りレーダーを実用化したのはどこの国で、いつのことですか? 最近の偵察車とかに搭載されてるカメラや地上レーダーって、森の中に潜む敵兵とかも見つけられるのですか? レーザー誘導ミサイルとか爆弾とか、あれって間違えて照射してる本人に向かって飛んでいくってことは無いの? 丘の上の茂みから建物に向かって照射して、そのレーザーを追っかけて放たれた爆弾が落ちてく、みたいなアレ。 飛んで来ます。誘導する本人がミサイルにレーザーを当てれば… という冗談はさておき、実際には目標へ横向きにレーザーを飛ばし、当たったところで 四方八方に拡散するレーザー光をたよりに誘導するのでそういうリスクは少なかろうと考えます。 プレゼンで使うレーザーポインターがスクリーンの上に作る輝点が聴衆全員に見えるのに対して、 教授が爆睡こいてる生徒にレーザーポインターを当てた場合、そのレーザーが直接見えるのは 本人とその近くに座っている生徒に限られるのと同じです。 また、そうやってレーザーがダイレクトに誘導装置へ入射した場合、レーザーを当てられた生徒に 失明のリスクがあるのと同様にセンサーがぶっ壊れてミサイルが死ぬ可能性もなきにしもあらずです。 (俺初質スレ430 ハインフェッツ ◆L81ZQG5HXc) レーザー誘導方式のデメリットは、攻撃対象にレーザーを照射し続けなければならないこと以外に何がありますか? 多数使われていますが、次の二つの欠点があります。 1.全天候でない。レーザー光(赤外)は悪天候や砂嵐、濃厚な火災の煙などがあると透過せず、誘導できません。 コソボでは悪天候が多かったために、NATOのレーザー誘導兵器の稼働率が悪く、大きな問題となりました。 2.誘導が必要。命中までレーザー光を当て続ける必要があります。 地上の前進指示員であれば、レーザーを探知され、攻撃される可能性がありますし、航空機であっても、回避行動に制限がかかります。 また、対戦車ミサイルなどでは、レーザーを探知した瞬間に濃厚な煙幕をグレネードランチャーなどによって展開されると命中率が低下します。 したがって、現在ではレーザーとGPSの併用などが一般化しつつあります。また、新たなレーザー誘導の形として、LADAR(レーザーレーダー)が普及を始めています。 レーザー光のスキャンによって目標を探知、識別する方法で、終末誘導に使用することで撃ちっぱなしと正確な着弾を可能にするものです。 また、原始的なLADARはECMに強い近接信管として、すでにSAMやAAMに採用されています。 最近は高度なLADARを使用することで、単に距離で起爆するだけでなく、目標方向に向かって貫徹体を指向、投射する弾頭も開発されています。 (6 system) レーダーキャンセラーってどういった原理のものなんでしょうか? SF関係の本か仮想戦記物でお知りになりました? 自機が反射したレーダー波を受信する地点に対して、逆位相で同一波長かつ振幅が同じレーダー波を照射する。 みたいな事が書いてあったのなら、そのような装置は今のところ実用化されていません。 上記のものはアクティブレーダーキャンセラーと言えるものですが、照射する対象の座標以外の場所では探知できてしまいます。 (18 46) FCSで探索と追尾を兼ね備えたレーダー(イルミネーター)って有るんでしょうか? 日本で国産の79式射撃指揮装置2型12がそれです(通称FCS2型12) ゆきやきりクラスのヘリ格納庫上に白いレドームが有ります 画像は海自のHPに有ると思います 艦橋上に有る砲用の射撃指揮装置(ミサイル誘導用追尾レーダー)と同様の物と 捜索レーダー(3次元)がセットになってレドームに入っています さめ以降は船に3次元レーダーが有るのでミサイル専用の指揮装置は無くなり 艦橋上のFCSと同じ物が格納庫の上に乗っています 3次元情報はレーダーから砲及びミサイルの管制はどちらでもできます このことからさめ以降はシースパローが2発発射可能と言われます。 (21 予備海士長) フューズドアレイレーダーって、素子一個でも沢山でも探知距離はいっしょですか? 1つ1つの素子の出力は弱い。集中して使うか分散して使うかで探知距離は変わる。 (20 441) アクティブ・フェイズド・アレイ・レーダーとパッシブ・フェイズド・アレイ・レーダーってどちらが性能優れているのでしょうか? 現在の所、アクティブだから上パッシブだからダメと単純には言えないのですが、 発振素子・DSPの性能が上がれば、アクティブの方が同時多モード・周波数アジャイル等の点で有利になると思われます。 故障が少ないと言うのは、発振素子1つが壊れても パッシブのTWTの場合のように性能が0にならないという意味でしょう。 (27 530) アクティブレーダーキャンセルの評価ってどう何でしょう。 ダッソーが公表した資料ではラファールの場合、RCSは現状でも1平方m以下ですが 「アクティブレーダーキャンセラー」を作動させるとハト大になるとしています ちなみにF-117は「直径1cmのボールベアリングとほぼ同じ」、つまりパチンコ玉大です (36 199) APG-70とAPG-63(V1)とAPG-63(V2)の間にはどれくらいの性能の差があるのですか? APG-70の後継がAPG-63(V1)。APG-70をさらに改良してある。 APG-63(V2)はアクティブ・フェイズド・アレイ・レーダ(APAR)という革新的なレーダで APG-63の名前は冠しているもののレーダ部分はまったくの別物。F-22のレーダの 技術をフィードバックしてあり、現在のところ最強の戦闘機レーダ。データ処理等で APG-63(V1)との互換性がとれているとの事。 APG-70はF-15Cの後期生産分およびF-15E APG-63(V1)はF-15Cの近代化改修の際にAPG-63やAPG-70を換装する APG-63(V2)は一部のF-15Cに換装して現在運用中。 強さ(wとしては APG-70 APG-63(V1) APG-63(V2) (38 753) フェイズドアレイレーダーというのはどのようなレーダーなのですか? Active Electronically Scanned Allay (AESA) Radarのことと思います。 パラボラっぽい格好のアンテナから直線的に放たれる電波ビームを アンテナを回すことで操作するのではなく、多数の発信受信素子を並べた 面(Allay)を電子的に各素子ごとにタイミングをずらして、発信させ (Active Electronically Scanned)空間をスキャンするレーダーのことです。 機械的に動く部品がない分、故障率が劇的に減少している他、走査とロックオンを 同時に行う、多目標を同時に追跡する、一点に対する電波放射が一瞬のため 探知されにくい、それに対する受信も対応する一瞬に絞るため、妨害電波に 強い、などなど「敵に発見されず、確実に敵を発見する」ことが可能なレーダー です。従来の概念のアンテナから離れて、機体や翼面全体をレーダーの送受信 面として使用することで、視野、分解能などを劇的に改善する効果も期待されて います。また、同時に一点に絞り込んだ妨害電波の発信や、信号収集も可能になると思われます。 一方、高出力の発信素子の作成、多数の素子の制御、故障管理 システムの作成、レーダー機能のみならず、通信、妨害、傍受まで 含んだ制御プログラム(一般にコードと総称します)の作成など、 高度の技術基盤がないと実用化できない装置でもあります。 軍用の実用としては、ようやく米が実用の扉を開けたところ、EADS(欧) ロシア、日本などは限定的な実験でメドを付けた段階と思われます。 (46 115,117) 大気汚染を監視するレーザーレーダーを軍事利用出来ないのでしょうか? 特性が全然違いますのでまずできません。 リンクもされてませんし。 (70 810) 気象観測には使えるでしょう。 レーザーレーダーというよりは近接信管みたいなものはあるみたいです。 大気の状態を観測するということでNBC兵器対策や航空関連等に用いられる可能性もあります。 問題はまだ発展途上の技術であるというのとか、エアロゾルが少なすぎると感度が落ちるとか。 (70 813) SPY1レーダーのアンテナはなぜ八角形にまとめられているのですか? 四角を基本に並べているのだが、 角の部分はどうせビームの形成にあまり寄与しないので、カットしているのだ。 (74 12) レーダーに人も映るのはわかるのですが、森の中の歩兵も発見できるのでしょうか? ドップラーレーダーなら動きのあるものだけを濾し分けることが出来るので、発見できるんでないの? 自衛隊の対人レーダーはドップラーだったとうろ覚え (75 587) 森の中はどうかは知らないけど、自衛隊の戦場監視レーダーはドップラーで 人の観測も可能。 (75 588) ドップラーレーダーといえどもチャフ撒かれたら妨害されるのと同じで、 木のようにレーダー波を散乱吸収するものが密生しているところだと レーダーの機能はかなり低下するでしょう。少なくとも有効範囲は(木の 密度、太さなどによるでしょうが)かなり減るものと思います (75 system) 自衛隊は「対砲レーダー」というものを何基持っているのですか? また砲迫レーダーとは何が違うのですか? 対砲レーダーの数は秘密。公開されてません。 現在の主流はまだ76式対砲レーダーですが、新型のJTP―P16 の配備が進んでます。 砲迫レーダーってのはあまり聞かないが、たぶん、高い角度も 捜索可能って事だと思う。 (84 445) 合成開口レーダーってなんですか? 合成開口レーダー(SAR)は、マイクロ波を地球に 向かって 照射し、反射波を受信することにより地表面の物性や起伏、 凸凹、傾斜などを観測する能動型の電波センサーです。 また、昼夜の別なく、雲や雨等の天候にもほとんど影響 されない全天候型のセンサーです。 (87 949) レーダー(光学系もだが)の分解能は、基本的に波長/口径で制限されます。 そこで航空機(衛星でも良いが)が等速直線運動をする事を利用し、 異なる時点でのレーダー受信信号を相関させより高い分解能を得る手法が合成開口レーダーです。 (相関させる地点間サイズのアンテナと等価な分解能が得られるので合成開口と言う) 具体的には進行方向横にレーダー波を発信し、時間差で距離をドップラーシフトで角度情報を記録し、 DSP(以前はレーザーを使ったアナログガジェットを使った)で相関させる事により、高分解能画像を得ます。 (87 951) 949 地球観測衛星に搭載されてるものならその説明でいいけど… 飛行機に搭載して、敵地上部隊の動向を捉えるのにも使われたりする。 (87 953) AESAのレーダーって普通のレーダーとどう違うのですか? AESA"Active Electronically Scanned Array(アクティブ電子走査式アンテナ)"は 従来のようにアンテナを回転させず、多数のアンテナアレイが個々に目標を走査する 電子走査式アンテナです。 この結果レーダーの覆域内の多数の目標を精密追尾する事が出来ます。 また目標を走査する時間が非常に短くなっています。 その他に多用途性や信頼性の高さ(アンテナ素子の一部が壊れても機能低下するだけ)も特徴です。 (91 名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE) フェーズドアレイレーダーとはどんなレーダーなんですか? 位相(フェーズ)を制御する素子の配列(アレイ)でビームを形成するレーダー。 (ホイヘンスの原理を参照の事) (100 507) アクティブフェーズドアレーって、360度周囲を索敵するとき回転するの? 4面固定式のFCS-3やオランダのAPARはさすがに回転しませんが、 (パッシブ方式だけど)イタリア/フランスのEMPAR・イギリスのサンプソンは それぞれ一面・二面式の回転型です。 コストの面や重量・上構の形状の制約などから固定式だけでなく回転式も用いられています。 (100 名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE) バレージジャミングとは何ですか? バラージ(弾幕)ジャミングっていうのは、通信に使用されるほぼ全ての 帯域の周波数に妨害電波を放射するやり方のこと。 満遍なくジャミングがかけられるけど、出力を広く浅く割り振らないといけないので 個々の周波数におけるジャミングの強度が小さくなってしまうという欠点がある。 これに対しスポットジャミングというのがあって、これはある特定の周波数にジャミングをかけるもの。 帯域が限定されている分強力な妨害が行える。が、その帯域にしかジャミングがかからないという欠点がある。 この他にも何種類かあるが、どれも一長一短という感じ。 (355 853) 対砲レーダーはRAP弾の発砲位置を特定できるのですか? ロケットの燃焼は発砲直後から着弾まで継続しないと思うので、弾道は単純な放物線を描かないと思うのですが その通り。ロケットアシストに限らず、通常砲弾とベースブリードでも弾道は違う。 で、なんだか対砲迫レーダーにはデータベースが付いてて、それで補正するんだそうだ。 どこまで正確に把握し、補正できるか知らないけど。 (353 245) RAP弾は、発射後上昇時にほんの数十秒燃焼するだけだからねえ。 上昇時の軌道わかれば逆算できるでしょ? (353 緑装薬4 ◆8R14yKD1/k) 対人レーダーや対砲迫レーダーに対する電子妨害手段は研究されていないのですか? 対砲迫レーダーへの妨害は30年ぐらいからいろいろやってる。 最近は撃った場所が推定できないぐらい進歩してるらしい 対人レーダ、対砲迫レーダーにかぎらず、電磁パルスによる電子機器の無効化はどこでも研究中だよ。 (初心者スレ485 548,549) 対砲(対榴弾砲?)レーダーと対迫撃砲レーダーとはやはり別物ですか? 対砲レーダー・対迫撃砲レーダーで航空機や巡航ミサイルの飛来を探知する事は出来るでしょうか? 一般に対砲レーダーは対砲迫レーダーの上位互換と考えてよい。 迫撃砲は射程が短い分、滞空時間が短いものの初速が遅いから捉えやすい。 航空機・亜音速巡航ミサイルは低空飛行してればとらえられるかもしれないけど、目的が違うから 対空戦闘に活用とかはあんまりしない。 (506 モッティ ◆I3HMmYDdlE) 戦車などに搭載されてるレーザー探知機ですが、あの小さなセンサーで探知できる原理が分かりません。 車体の大きさと比較すると、センサー部にレーザー光が都合よく照射される可能性は気休め程度でしかないと思うのです。 いったいどうやって実用性を確保しているのでしょうか? 測距用レーザー光はかなり拡がるため、あの程度の配置で感知することが出来ます。 あまり狭い測距光にすると、車両の動きや動揺などでわずかに揺れるだけでも 測距が出来なくなりますし、静止していても正確に照準する必要があるため、時間がかかります。 また、間にわずかな障害物が入るだけでも遮断されてしまいます。 離れた距離から照射することもありますから、わずかな角度のブレでも照射点はかなり動きます。 あまり細いビームでは、目標を外してしまい、実用にならないのです。 レーザーというと、せいぜい鉛筆の太さぐらいのビームを想像しがちですが、 むしろサーチライトぐらいの光束を想像してください。 (初心者スレ493 771) 航空用のレーザー照射器を考えるとわかりやすいかもしれません。 スター・ストリークなど、地上からレーザーを照射し、セミアクティブに対空ミサイルを誘導する方式がありますが、 もしレーザーがペンシルビームだったら、高速で移動する機体に、その細いビームを照射し続けるのは大変です。 そこで昔の空襲で使われたようなサーチライトを振り回す感じで、太いレーザービームを使用し、 敵の機体を捉えるわけです。ですから、航空機やヘリのレーザー被照射警戒装置も数ヶ所で済ませています。 (初心者スレ493 772) レーダーブロッカーとは何なのですか? ステルス機は、ステルス性を確保するために、敵レーダーにジェットエンジンが映らない様エアインテークをS字に曲げています。 しかし、日本のATD-Xにはレーダーブロッカーなるものが装備され、エアインテークをS字に曲げなくてもレーダー断面積を 上げずに済むようになったそうですが、このレーダーブロッカーとは何なのですか? エアインテークをS字に曲げるのと同等のステルス性を確保できるのでしょうか? http //cdn6.atwikiimg.com/army2ch/pub/f18.jpg 画像中央にあるファンっぽい奴の事。(画像はスパホのレーダーブロッカー) 正面から照射された電波をこれで反射させ、あらかじめ設定された方向へ 制御された反射波を返す事を目的とする構造。 これによりエンジンの複雑な構造によりどこで増幅されるか、どっちの方向に 強い反射がいくか分からないという事を防ぐことができたらいいな、と。 機体全体を使って反射方向を設定できるインテークの設計よりは方向に制限があるが より少ない労力かつ少ない空間で使えるため簡易&小型機向きといわれてはいるが 実際問題、B-2やF-22、心神について具体的にどの程度の反射がどの方向に行くのかは 機密の中の機密に属するので答えは誰にも出せない。 (529 83) ステルス機の登場に対し、ステルス機に対するレーダーの捕捉力の研究や強化は行われていますか? いろいろやってます。 レーダーの大出力化 バイスタティック・レーダー 電波ではなく赤外線で捉える(IRSTなど) 例えば日本の取り組みとしては、FPS-5(開発時の名称はFPS-XX)が有名でしょうか。 現在配備が予定されている最新のレーダーで、ステルス機に対する探知性能が改善されているようです。 (340 124) レーダー妨害装置って、発信源としてバレたりするのか、レーダー側が妨害に気づけるのかどうか、どうなんでしょうか 非常に大雑把に言って、レーダーや通信機の電波を妨害するには、 まずは、まったく同周波数の電波を発生させるわけですね。 でもって、レーダーや通信機の電波の「波」を打ち消すように、 妨害側の電波の発生タイミングを調整していくわけです。 そして、こちらがわの電波の出力が高ければ高いほど、多少のズレがあっても、 レーダーや通信機側の電波の「波」を打ち消しやすいと。 もちろん、気づきますよね。 レーダーも、通信機も、電波を受信しますから。 妨害が完全に上手くいっていれば、全面的に、受信状態になりっぱなしですし、 多少、電波波形の同期が取れていなくとも、ノイズが入りますから。 気がつけば、もちろん発信周波数を変調するのが、手っ取り早い対応策になります。 もちろん、妨害側もそれを見越して、複数の周波数帯で妨害電波を出したりもします。 そういう感じで、イタチごっこを繰り返していくわけですね。 (607 61) スペクトラム拡散レーダーってどんなものですか? これが配備されるとステルスでも探知できるって本当ですか? 文字通り、複数の波長にわたって操作するレーダーです。一番の特長はむしろ探知されにくいことです。 一定の波長で強い電波を発信し続けることがないので。このためF-22、F-35のようなステルス機が 使用するレーダーとして採用されています。また、特定の波長に絞った妨害には強いので、 ECM下でも能力が落ちにくいのも利点です。 ステルス機探知が得意と言うほどではありませんが、スキャンする波長のどれかがステルス機の 弱点(電波反射対策が不十分)に一致すると、その部分で反射が得られるので、一定の波長のものより 有利ではあるでしょう。実際には完璧なステルスなど不可能ですから、上手にソフトを組み、 臨機応変な波長変更を行えば、かなり使えるのかも知れません。 ステルス機対策のレーダーとしては、むしろ長波長レーダーが注目されており、 逆に米は長波長レーダー対策のECMの開発を進めています。 (319 297) 簡単に言えば従来のプレーナル・アレイ・レーダーは単眼電探、フェイズド・アレイ・レーダーは複眼電探と考えればいいですか? フェイズドアレイレーダーは複数のレーダー素子の集合だが レーダー素子の数が多いと、すなわちレーダーの精度も高くなるし フェイズドアレイレーダーは従来レーダーのように首振りをする必要が無い(駆動装置も必要ない) 右から接近してくる奴が居たら、右面のレーダーが常に対象を捉え続ける 従来レーダーだと右から来る奴をもう一回捉えられるのは、レーダーが一回転してもう一回右を向いた時まで待つ事になる フェーズドアレイレーダーは、レーダーが常に個別の目標を補足し、レーダー照射も続けられるからこそ イージスシステムにおいて、同時に複数の目標に対してミサイル攻撃が可能 旧来のレーダーではそれができないから、複数同時目標への対応に限界がある (624 847,850) 紫外線で相手を捕捉できるレーダー等の監視装置はあるのですか? 携行SAMの発射炎を紫外域で感知するミサイル警報システムは有りますが、 紫外線ライダー(レーザーレーダー)の様なアクティブなセンサーは知りません。 (紫外域は可視域よりも減衰大きいですし) (309 818) 現代の索敵車両って、地上からどの程度の距離を観測できるのですか? できれば、光学とレーダー二つの性能を教えて欲しいです。 もちろん機種と策敵対象によるが、車載クラスのレーダーの場合、車両対象で4~10km程度まで探知可能。 人間相手で4~6km程度。ただし、草むらを匍匐前進する歩兵の探知となると200m程度に落ちる。 低コストのレーダーだと、車両探知で1.5km、立っている人間で1kmとかになる。 光学センサーは気象、地形、植生、カモフラージュの有無や性能などによって大きく影響されるが、 一般的な探知距離は対車両で12-17km、対人で6-10km。 (650 221) 何故日本やアメリカの水上戦闘艦用フェイズド・アレイ・レーダーは、板型のレーダーを艦橋部などに四枚貼り付ける形をとっているんですか? 六枚以上貼り付けたり、球型の全周レーダーを艦橋の上に載せる形は、何故採用されないんですか? フェイズドアレイレーダーは面に列べた素子の位相を操作して波面を合成し、走査する。 だから性能は面積に大きく依存する。素子数だけ増やしても、一素子の出力が低ければ トータルの性能も落ちるから、一素子のサイズには下限があり、それを必要数列べれば 必ず面積が必要になるから。 ところで、球形は内部容積に対してもっとも表面積が小さい、逆に言えば、同じ面積を稼ぐためには もっとも嵩張る形状。だから、フェイズドアレイレーダーを球の表面に列べるのは単に場所のムダ。 ちなみに、パッシブフェイズドアレイレーダー(発振器が1つで、各素子は位相調整のみ行う)の場合は 面の形状にかかわらず、1つの発振器が故障するか、ダメージを受ければ、全体が機能を失う。 アクティブの場合(各素子が発振も行う)は基本的にはやられた素子分の部分的性能低下で済む。 固定式で全周をカバーするには3面で理屈上はOKだが、隅っこでは合成波面の能力が落ちるから四面。 ユーロファイター用のレーダーでは、この「隅っこ」を減らすために、フェイズドアレイなのに 可動式としている。フェイズドアレイの性能がイマイチなのをカバーするためとも言われている。 少なくとも、フェイズドアレイの「低整備必要性」という長所は損なっている。 (662 system ◆systemVXQ2) 何故固定式の全周レーダーは、一面でも壊れたら駄目なんですか? SPY-1レーダーやOPS-50レーダーは、一面が壊れても残りの三面が機能するんですか? 固定式で全周走査型だとどこかが壊れたらそこだけレーダー覆域の穴ができる。 普通の回転走査式なら一部が壊れても精度が低下するだけで、回転機構が壊れない限りは 全周走査は続けられる。 それ以前に、フェイズドアレイ式の固定式全周走査型、は制御が面倒くさくて消費電力も多く、 「他にも方法あるだろうになんでそんな面倒なことを?」っていう疑問から逃げられないな。 イージスのフェイズドアレイレーダーは一部が壊れてもやはり精度が落ちるだけで 全く使えなくはならない。 1面全く潰れたらもうその方角は全部ダメだが、それだけのダメージを受けたときにフェイズドアレイ レーダー”だけ”が壊れてるってのもあまり想像できず、そこまで考えても仕方ないんじゃなかろうか。 現状、イージス艦のレーダーのフォロー死角になるような距離だと、ミサイルで照準合わせて追尾して 攻撃するには近すぎる距離だから、とりあえずは考えなくてもいいだろう。 近接戦闘の機銃か艦砲ででも攻撃すればいいだけで。 (662 599) 何故、SバンドとXバンドのデュアルバンドレーダーは作られないんですか? 最近の水上戦闘艦は、Sバンドの多機能レーダーとXバンドの多機能レーダーの両方を搭載する事が主流なのに、 現代のレーダーは波長可変ではあるが、波長が大きく違うと、発振素子のサイズ、構造そのものが 変わってくるから、単一素子では共用できない~効率が著しく落ちる。従来のパラボラ型の 反射アンテナでは2つの発信源を使用してアンテナを共有する試みもあったが、現代のAESA、ESAの 利点を活かすためには、単一素子が2つの大きく異なる波長を発振、受信する必要があり、これが難しい。 また、両波長は同時に使用されることが多いため(遠距離広域走査と近距離精密走査 追尾)、 仮に単一素子がある程度の能率で共用できたとしても、実際にはそれぞれの波長に素子が割り振られ、 性能を維持するためには素子数=レーダー面積が増える可能性が高い。それなら、2つの違うレーダー列べて 同時に使う方が開発から設計、維持までずっと楽でいいという事になる。 (671 system ◆systemVXQ2) 八木アンテナは海外では有名なのに、日本の軍人はその価値を理解せず、知ってる人が殆どいなかったんですよね? そういうわけでもなかったらしい。 http //tfr.seesaa.net/article/150420631.html#more 昭和18年に八木アンテナを用いた捜索レーダを実戦配備開始して戦闘に 役立たせた実績が残っていることを考えれば、その数年前から開発を開始していることは当然もさね。 とはいうものの、ニューマン文書の入手は関係者を大きく後押ししたらしいもさ。 欧米のレーダ研究開発者に比べて八木アンテナの使用開始が遅かったことも、 日本では八木アンテナの特許更新が認められなかったことも、確かもさね。 ニューマン伍長を尋問した岡本正彦氏が、「YAGI=八木」とは気づいていなかったことも確かもさ。 もさが、「日本では八木アンテナの価値は無視された」みたいなweb上でしばしば見かける記述は、 ちょっと誇張されているもさね。 (677 651) LANTIRNとFLIRと合成開口レーダーの違いがわかりません。 LANTIRN(Low Altitude Navigation and Targeting Infrared for Night)は商品名。 強いて訳せば「低高度航法標定赤外線夜間装置」。 http //www.globalsecurity.org/military/systems/munitions/lantirn.htm FLIR(Forward Looking InfraRed)すなわち「前方監視赤外線装置」は 飛行中に前を見るための赤外線画像装置の総称。 上のページにも見られるように、LANTIRNの中にもFLIRが入っている。 合成開口レーダー(Systhetic Aperture Radar)略してSARは その名の通りレーダーの一種で、まあ単純化して言えば、 飛びながら横方向に向けて放射したレーダーの電波を合成して 高い精度で地表を見る仕組み。偵察や目標捜索に使われる。 (160 900) 世界で初めて対水上見張りレーダーを実用化したのはどこの国で、いつのことですか? 1904年、ドイツ人クリスチャン・ヒュルスマイヤーが英国で取得した特許に基づいて試作した、 テレモービルスコープが最初でしょう。 これは、火花放電で発生させた650MHzの連続波をマストのパラボラ反射器でビームとして送信し、 別のマストに装着したパラボラ反射器で受信、エコーの受信によって衝突するかもしれない物体の 存在がブザーで警告でき、空中線の仰角を下げて足下の海面にビームを移し、エコーが消えた時点 で船橋の高さを勘案して反射物までの距離を計算するもので、距離3km以内の船舶については有効 であることを実証しています。 (203 眠い人 ◆gQikaJHtf2) 最近の偵察車とかに搭載されてるカメラや地上レーダーって、森の中に潜む敵兵とかも見つけられるのですか? 森しだい。一般には困難ですが、機載地上監視レーダーの中には植生を通して、その下の 車両や兵員を探知できるよう開発されている物もあります。高価なため、普及してはいません。 同様に、レーザーでスキャンする機載観察装置もあり、これも植生の下に隠れた車両などを 探知する能力があるといわれていますが、開発途上です。 地上設置の観察装置の場合、見通し線上に、妨げられることなく目標があれば 当然見つけられますが、障害物が密生していれば、レーダー、可視光、赤外共に困難になります。 (697 system ◆systemVXQ2)
https://w.atwiki.jp/ecovipwiki/pages/174.html
何書けばいいのこれ 2014年の4月半ばくらいにアクロニア大陸に足を踏み入れたよ 使用キャラ キャラ名 種族 職業(デュアル) レベル 備考 レーダー エミル♀ イレイザー(マーチャント) 110/50(26) かわいい♪ ヒミツカ エミル♀ アストラリスト(ウォーロック) 110/50(79) かわいい! パルクティーガー エミル♀ マエストロ 101/50 FHする機械 ドライグコッホ エミル♀ ストライダー 102/50 ファッキンウェールズ やること 庭作る だれーだーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww -- ぱんつ (2014-11-27 13 55 42) 倉庫見たら古時計、壁時計、ローテーブル、クローゼットが出てきたから売りつけるるる -- かぁ (2015-05-03 18 48 30) 職務質問です、脱ぎなさい -- bnk (2015-11-07 04 46 50) はぁ可愛い -- 名無しさん (2015-11-07 16 55 33) prpr -- 名無しさん (2015-11-30 00 45 33) kawaii -- 名無しさん (2017-06-22 06 46 04) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/bf_4/pages/364.html
ゲーム内解説 使用感・備考など コメント欄 ゲーム内解説 ミニマップの代わりに、半径内の航空機を示すレーダーを利用できるようになる。 使用感・備考など コメント欄 最新順 コイツとアクティヴレーダーを搭載したAAに挑む奴は馬鹿だな。 - 2014-04-26 11 24 14 空中戦闘をするならこれ必須ね、あれがないとかなり厳しい状況になる - 2014-04-10 22 43 42 攻撃機でたまに防空レーダーがついていないときがある。 - 2013-12-28 03 53 50 そういえば攻撃機にも捨てる好きにも標準装備されてるんだね(PS3) - 2013-12-28 03 50 39 ミサイルも点滅とかで映ればいいんだが… - 2013-12-09 15 12 38 パッチで期待だね、リアルでよろしい - 2013-12-14 19 16 38 すっげぇ楽しみになってきたわ - 2013-12-28 03 48 03
https://w.atwiki.jp/army2ch/pages/26.html
光学誘導について教えてください。 「ロックオン」って具体的にはどういう状況の事?発射前のミサイルのシーカーが敵機を捉えたらロックオンなの? サーマルセンサーやパッシブソナーを妨害するというのは具体的にどうするのかな? 艦載レーダーを見ていると、マストが同じ高さにあったりして、視界がふさがれていることがありますが、あれって、捜索には問題無いのでしょうか? ドップラーレーダーの機能と用途、現段階の科学レベルでは、どのような所で実用化されているのでしょうか? 世界ではじめて実用化されたレーダーとその探知距離、二次大戦中のレーダーの探知距離、現代のレーダーの探知距離について教えてください。 鉄パイプで作ったミサイルや対空砲金網で作ったレーダーのダミーは偵察機やスパイ衛星では見分けがつかないのですか? ECMを使うと、味方のレーダーにも影響を及ぼしちゃうんでしょうか? 最近の戦争ではまずミサイルでレーダーを潰すみたいですが、防御側はレーダーをどのようにして守るんでしょうか。 よく「逆合成開口レーダー」なるギミックを目にしますがこの「逆」ってのはどういう意味なんでしょう? 探信音(ピンガ―) アクティブ・ソナー パッシブ・ソナーの違いがわかりません。 車用のレーダージャマーをみてたらアクティブタイプとパッシブタイプがありますが軍用で使われるジャマーはどのタイプですか 軍艦や航空機のレーダーは一つの周波数を連続して使用しているのでしょうか? レーザー測距装置で人を撃つとどうなりますか? 電波妨害の一種として大出力のジャミングをかけてレーダーを真っ白にする方法がありますが 日本のレーダーの配備数を知りたいんですが、これは公開されてないんですか? 対砲レーダーは日本も装備してるんですか? RWRが味方のレーダーに警報を出さないのは「敵側の周波数を事前に設定する」なり、「味方が使う周波数を予め決めて、それに反応しないように設定する」といった フェーズドアイレーダーってなんですか? レーダーにはいろいろな形がありますが、あれらの形状はそれぞれどのような意味があるのでしょうか? レーダーの形は、機能と関係があるのか 3次元レーダーと銘うつものがありますが、普通のレーダーとはどう違うのですか? レーダー開発のきっかけって、破壊光線だかの研究をしている内に副産物的に生まれたって本当でしょうか? レーダーって具体的にはどういった物なんでしょうか? 飛行機にレーダーがつき始めたのっていつからなんでしょうか。 「アクティブフェーズドアレイレーダー」と「フェーズドアレイレーダー」は違うものなのでしょうか? 相手のレーダーを無効にしたりするときってどういう方法をとるんですか ステルス機を早期に捉える事が可能なレーダーという物は存在するんでしょうか? レーダー探知距離でよく使われる「nm」ってどういう意味(単位)なんでしょうか? フェイズドアレイレーダーで全方位走査するためには構造物の4面に付けるのが普通ですが 最近のレーダーだと,探知した航空機や艦船についてどのくらいまで分かるんでしょう?航空機だと機種まで分かりますか? レーダーを使うと対レーダー・ミサイルで破壊されるそうですが、レーダーはどのようにして保護されているんですか?また安全な運用法はありますか? ECMとは、どのような原理で相手の電子機器を妨害するんでしょうか? ロックオン警告用のレーザー検出装置ってレーザーを自分(戦車の車体、戦闘機の機体)のどこに照射されても検出出来るんですか? ステルス機でもRCSはゼロにならないので、レーダーを時速500km以上で移動する物だけを映るようにすれば発見できるような気がするのですがどうでしょうか? 何故、航空自衛隊の早期警戒機や早期警戒管制機は未だに旧式の回転式レーダーを使用しているのでしょうか? 超低空だとレーダーに映らないと聞いたのですが、それなら何故たいていの国ならレーダーを装備している第二次大戦後半でも、爆撃兵団は高高度を飛んでいるのですか? AWACSって、大きなレーダーが付いてますが、電磁波が出続けてるんですよね?隊員への身体的影響はないのでしょうか。 敵機が低空侵攻してきたら水平線以遠の見通しは利かないのに、艦艇や地上設置の対空レーダーが数百kmもの視程をもつのはどういう意味(意義)があるんでしょうか? 自衛隊のレーダーサイトでは、中の人がレーダーの画面睨んで、国籍不明機とかが接近してきたら上の部隊に報告してるんですか? レーダーやその他のセンサーを被弾から防御する方法が研究されていたら教えてください。 AWACSは常時空中にいれませんが、気球か飛行船にレーダーを搭載すれば、一年中AWACSの代わりを出来るのでしょうか? ヨーロッパの戦闘艦に搭載される対空レーダーって、どうして回転式のレーダーが多いのでしょうか? レーダーが地上を走るトラックを探知する事って出来るのでしょうか? レーダー上に映った機種を判別する手段というのはありますか? レーダーサイト勤務=島流しというのはなぜ? 60年代ごろからAAMのシーカーやら弾頭をレーザーで破壊する試みが続いてるけど実用化されないの レーダーって鳥とかもうつりますか? レーダーの探知距離はどのようにして決まるのか 物体が反射するレーダー波の強度はRCSに比例するわけですよね? ガメラを見て思ったんですが、早期警戒管制機がガメラやギャオスをUNKNWONとレーダ表示されてました。 「ドップラービームシャープニングを使ってパルス幅以内の複数機を分離・評価する」とはどういう意味? ECMっていつ頃からあったんですか? 雲ってレーダーはどんな風に移るんですか?雲に戦闘機が入るとどうなるのでしょうか? 太平洋戦争中、日本軍はまともなレーダーを実用化していなかったのですか? 戦闘機の先端にレーダーがあり、レドームがありますが、電波は金属のレドームをなぜ貫通できるのですか? マイクロ波って地中や海中には透過できませんよね? WW2のころの地上レーダーは、要所要所に複数設置、広範囲に点々と設置、のどちらが主流だったのでしょうか? レーダー電波を発すると敵に自分の位置も知らせますよね? 索敵レーダーと火器管制レーダーの違いがわかりません。 光学誘導について教えてください。 光学誘導は画像認識による誘導です。パッシブなので照準レーザーが不要です。 欠点は降雨、曇天などによる影響がレーザーより強いこと、迷彩などに惑わされることです。砲火、フレア、煙幕などで誘導が外れることもあります。 (6 system) 「ロックオン」って具体的にはどういう状況の事?発射前のミサイルのシーカーが敵機を捉えたらロックオンなの? 指令誘導のミサイルであれば(距離が長いミサイルは初期指令誘導も多い)、発射プラットフォームが策敵レーダーから、 目標を決定して追尾レーダーに切り替えた時点がロックオンと言う事になるでしょう。 被ロックオン機ではレーダーの周波数、パターンが替わるのでロックオンされた事がわかります。イヤですね(笑)。 (7 145) サーマルセンサーやパッシブソナーを妨害するというのは具体的にどうするのかな? パッシブソナーに対する妨害は、現在のところ静音化とデコイによる欺瞞、変温層を 利用した待避しかないと思います。 サーマルセンサー(パッシブ)に対しては、冷却やカモフラージュによる、赤外輻射の抑制、 表面赤外パターンの変更あるいはフレア散布や赤外センサーへの攻撃ということになるでしょう。 (8 system) 艦載レーダーを見ていると、マストが同じ高さにあったりして、視界がふさがれていることがありますが、あれって、捜索には問題無いのでしょうか? 意外と邪魔にならないものです。ただマストの反射する電波は 悪影響を及ぼすこともあるので、マストに反射防止材を取り付けたりします。 (18 595) ドップラーレーダーの機能と用途、現段階の科学レベルでは、どのような所で実用化されているのでしょうか? それこそいっぱい。K察だって使っています -) どんな原理で測定するのかって言うと、速度を持つ物体にある周波数foの電磁波を発射すると、 fo + ( (2.*V*fo)/C )という速度に応じた分だけ周波数(Hz)が変化した電磁波が返ってきます。 (V 物体速度(m/s),fo 発射されるレーダー周波数(Hz),C 光速/約30x10^8(m/s)) で、そのまんまだと正確に計測できないんで、受け取った電磁波信号に(AGCによって自動的に制御された)foに相当する 信号を取得した信号f'に混合することで、周波数の低いビート信号(中間周波数)を取り出し、 その信号をFFT(高速フーリエ変換)等によって、最終的な速度を算出します。場合によっては、 沢山の周波数フィルタ(アナログ回路)をマルチプレクサで高速にスイッチングして周波数分析することもありますが。 K察の場合、HPF(high pass filter)で違反速度域(正確には周波数)を設定し、設定周波数以上の信号が捉えられたらピコピコと点滅 信号を出して速度違反かどうかを特定すると、まぁ、こんな訳です。これから分かるように、このタイプのレーダーは相対的に移動し ている物体しか検知しえないという性質を有しています。 軍用?航空機用のレーダーとか、対砲レーダーなんかにも用いていますね。 物体速度の符号は、計測方向に近づいて場合を正に、遠ざかる場合は負です。 当然ながらあの式は1次元計測に限られます。 2次元計測では送信機1+受信機2、3次元計測では送信機1+受信機3が最小構成です。 解析の基本は前述式とほぼ同様ですが、2次元、3次元計測の場合は、各送信機間の遅延分析が入ります。 もっとも、対砲レーダーの場合は計測時間の短さから空間スライス式(狭指向性の2次元アレイを多数用いる)を用いて計測しているようです。 少なくとも海外の軍事情報誌を読む限りでは。ですが。 (21 722) 世界ではじめて実用化されたレーダーとその探知距離、二次大戦中のレーダーの探知距離、現代のレーダーの探知距離について教えてください。 恐らく、イギリスが1937年にサーフォークに建設した早期警戒レーダー基地がそれ。 今日のように送信と受信を一つのアンテナで行うモノスタティック・レーダーではなく、 送信と受信アンテナが異なるバイスタティック・レーダー。 波長が10mから15mもある短波を使用しており、探知距離が130km、 測距精度が3000mと現代のレーダーよりも遥かに精度は低い。 勿論、英国本土航空戦では威力を発揮している。 (23 ミロシェビッチマニア) 鉄パイプで作ったミサイルや対空砲金網で作ったレーダーのダミーは偵察機やスパイ衛星では見分けがつかないのですか? 湾岸以後の技術の進歩をもってしても、見分けるのは困難だそうです また、飛来する時間帯が正確に予想できるスパイ衛星は、 最もだまされやすい偵察手段ですね (24 230) ECMを使うと、味方のレーダーにも影響を及ぼしちゃうんでしょうか? ECMにも物理的な手段によるものと、電波的な手段によるものがあるわけですね。 前者は、ぶっちゃけた話、チャフです。説明の要はありませんね。 一方後者の方はですね。 で、レーダーに使われている電波(=マイクロ波と呼ばれる周波数帯)を打ち消すように、 より強烈なマイクロ波を投射して使い物にならなくします。 ですが、マイクロ波の周波数帯全てでそれをやるわけではないです。 当然に、味方内のレーダーサイトはお互いに電波を干渉させないため、 微妙に周波数を変えていますし、敵味方も、違う周波数で使うことになるでしょう。 で、敵のレーダーサイトが使っている周波数を割り出し、一定の幅内で、 マイクロ波を発信して、敵のレーダーを妨害することになります。 そして、味方の使用している周波数では、できるだけ自軍のECMの干渉が 起きないようにするわけです。 (35 846) 最近の戦争ではまずミサイルでレーダーを潰すみたいですが、防御側はレーダーをどのようにして守るんでしょうか。 走り回る (35 956) 走り回り逃げ回ってレーダー防衛っていったい・・・ 移動式3次元レーダー装置とAEW機。 (35 959) 基本はレーダーの発振時間を最低限に留め、相手が対レーダーミサイルを発射したら(通信傍受などでわかれば) 発振を止める。あるいは敵ミサイルの有効射程内に入ったら発振を止める。ところが最近はレーダーの発振位置を 記憶して、電波を止めても指向してくる。そこで周波数ホッピングや変調によって、探知しにくいレーダーにする。 もちろん相手も電子戦機器を更新して探知能力を上げる。そこで対レーダーミサイルに対する対空ミサイルを装備、 アンテナと制御部分を離してアンテナは見殺しにする、複数のアンテナを交互に使用するなどいろいろ。 (170 946) レーダーに「装甲」を施すと電波が遠くに飛ばなくなっちゃうので、装甲のような 形でレーダーを保護するのは難しい。 よくある「レーダードーム」は風雨からレーダーを守るためのもの。 防護効果はほとんどない。 攻撃に弱いレーダーアンテナを剥き出しにしなくてはいけない、というのは 昔からずっと解決されていないレーダーの弱点の一つ。 で、対レーダーミサイル(ARM)に対しては、自分の発振するレーダー電波の 周波数を微妙に変える事で対処する。 例えば、76Mhz(この数字は説明用のいい加減なもなので当てにしないように)で ロックオンされたら、76.5Mhzに変える、とか。 究極的にはレーダーの発振を一時的に止めることか。 もちろん、レーダー使えなくなるけど。 もっともミサイルの方もロックオン時の周波数を幅広くとってたり(76Mhzで ロックオンしたら数値の幅を75~77Mhzにとっておくとか)、電波だけでなく目標 の方位と距離にもロックオンしたり、といった対策法を取ったりもする。 (170 935) よく「逆合成開口レーダー」なるギミックを目にしますがこの「逆」ってのはどういう意味なんでしょう? ギミックではありません。レーダー側の動きを利用して開口径を 大きくするのが合成開口レーダー、目標側の動きを利用して高解像度 を得るのが逆合成開口レーダー。船舶のように常時動揺している 目標を検出するのに有効で、珍しいものではありません。 (37 121) 探信音(ピンガ―) アクティブ・ソナー パッシブ・ソナーの違いがわかりません。 探信音とはピコンピコンいっている音の事です。 アクティブ・ソナーは探信音を発射して、返ってきた反射音で 敵艦を見つけます。 パッシブ・ソナーは自分からは音を出さずに、じっと耳をすませて 敵艦から発生する音を拾う、いわるゆる地獄耳です。 (37 740) 何か現代のピンガーはあんな風な「ピコーン」みたいな音はさせないらしいですけどね。 (37 743) 車用のレーダージャマーをみてたらアクティブタイプとパッシブタイプがありますが軍用で使われるジャマーはどのタイプですか 軍用ジャマーてーか電子戦装置であれば、真の意味でパッシブな、つまり 敵のレーダー電波や照準レーザーなどを検知して警報を発する装置と アクティブに妨害電波などを出して誘導を混乱させるジャマーに別れる でしょう。 (56 723) 軍艦や航空機のレーダーは一つの周波数を連続して使用しているのでしょうか? 初期のレーダー波は、そのような単純なものだったと思われます。 なにぶん軍事機密に属することなので、調べても詳細な情報は、 まず見つからないと思います。 {(61 167) レーザー測距装置で人を撃つとどうなりますか? 目に入らなければ、何ともありません 目に入った場合、ひどい場合は失明の可能性があります (61 名無し三等兵候補) 電波妨害の一種として大出力のジャミングをかけてレーダーを真っ白にする方法がありますが あまりにも大きな出力で敵機の電子機器が故障する、焼き切れるという事は起こるのでしょうか? 故障や、焼き切るほどのエネルギーを電磁波としてだすのは難しいです。 が、有ります。 核反応から放出されるエネルギーを利用した核武器の効果の一つに電磁パルスと言うものが有ります。 これを「EMP」といい、アンテナ、ケーブルなどを経由してレーダーなど、通信、電子機器に一時的又は永久的な被害を与えます。 核武器を超高空で、爆発させると、核武器の効果の内、爆風、熱線、初期放射線、残留放射線は、ほとんど影響を与えませんが、EPMは極めて広い範囲に影響を及ぼします。 北韓の核で、もっとも警戒しなくてはと、自分が考えるのは、この使い方です。 電子機器への依存が少ない彼らの国はほとんど影響がないが、韓国、日本、米国は電子機器が動かなくては、戦うどころか、明日の食事にも困るでしょう。 核以外に電磁波砲と言うものを米軍が開発しているそうです。 (71 剣恒光@自衛隊板 ◆yl213OWCWU) EMP兵器は、当初爆発物を用いて磁場を圧縮することによって発生させる 爆発型のもの(爆弾の形をしている)が開発されました。 http //www.ncoic.com/empbomb/apjemp.htm しかし、効果が 安定しないこと、指向性にもばらつきが出ることから、現在では電力に よる指向性マイクロ波、RF波の放射の方が有望視されています。ただ 搭載母機の電子系にも悪影響を及ぼす可能性があるため、現在のところは ミサイルの弾頭、あるいは無人機搭載を前提としたものが開発されて います。今後、ノウハウの蓄積に伴って、大電力と積載スペースを 得やすいF-35などに搭載されるのではないかと言われています。 (71 system) 日本のレーダーの配備数を知りたいんですが、これは公開されてないんですか? 公開されたらどういうことになるかちょっと考えてみれ。 (90 261) 韓国なんかは配備数を公開してますが、日本が公開したらなぜ問題が起きるんですか? 国により事情が違いますので、 詳しく知りたいなら自衛隊に入りなされ。 (90 267) 対砲レーダーは日本も装備してるんですか? またあるとしたらどのくらいの数装備してるんですか? 配備してるけど数は機密 (90 456) 陸自の特科連隊数と特科群を足して2をかければ近似値が出ると思われ。 特科教導隊や旅団特科隊、混成団特科大隊もそれに加えればさらに近いと思われ。 (90 458) RWRが味方のレーダーに警報を出さないのは「敵側の周波数を事前に設定する」なり、「味方が使う周波数を予め決めて、それに反応しないように設定する」といった 「運用上の工夫があるから」という理解で間違い無いでしょうか? 「RWRが味方のレーダーに警報を出さないのは」は前者が正解 つまり事前の電子情報収集を怠ったり実戦部隊への通告が遅れたりすると 第4次中東戦争のイスラエル空軍のような悲惨な結果に (92 541) フェーズドアイレーダーってなんですか? 「フェイズド・アレイ・レーダー(Phased Array Radar)」な。 多数の素子で位相をコントロールしてスキャンを行うレーダーの事。 (ホイヘンスの原理を思い出してくれ) イージスのSPY-1系のレーダーもフェースドアレイ。 (95 622,624) レーダーにはいろいろな形がありますが、あれらの形状はそれぞれどのような意味があるのでしょうか? すんごく乱暴に言うとどれも同じです。 固定された1個のレーダーだけでは、基本的にある方向のある点しか検出できませんが、 くるくる回すことで360度全周囲を検出したり、 複数のレーダーを組み合わせて、その偏差から高さや角度を検出したりしてるだけです。 (99 686) フネの場合だけ少し。 レーダーの種類として艦船の場合大まかに 対空捜索 対水上捜索(航海レーダー) 射撃指揮 などがあります。 魚焼きの網を重ねたみたいなものは対空捜索レーダー。これは水平ビームと垂直ビームの幅を 広く取って航空機の距離と高度を算出するため。 横長のバー型は対水上捜索レーダー。垂直ビーム幅が狭くていいので横長な形です。 パラボラアンテナみたいなものは射撃指揮レーダー。SAMの精密誘導などに使いますので、 指向性の強いパラボラアンテナを使用します。 近年は多機能レーダーとしてフェーズド・アレイ・レーダーと呼ばれる 多数のアンテナ素子を板状に並べ、それぞれから発射した電波を同時にコントロールして 複数の目標の捜索から追尾に至るまで一台で行なえるレーダーが普及し始めました。 いわゆるイージス艦に装備された八角形のレーダーなどがこれです。 (99 名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE) レーダーの形は、機能と関係があるのか レーダー・アンテナの形と機能は大いに関係ある。 レーダーの周波数や走査方式によってアンテナの形も変わる。 ある程度詳しければ、アンテナを見ただけで、周波数とかビーム幅とか推定できるよ。 (99 699) 3次元レーダーと銘うつものがありますが、普通のレーダーとはどう違うのですか? 一台で対空捜索と目標の高度想定が出来るレーダのことです。 かつてのレーダーピケット艦に搭載された対空レーダーは、捜索レーダーと高角測定レーダーに 分かれており、捜索レーダーで目標の方位を探知し、電波ビームを垂直に発射する高角測定レーダーで 目標の高角と距離を測定したのです。(DE-261わかばとかが搭載してました) この機能を一つのレーダーに組み込んで、水平ビームと垂直ビームの切り替えが出来る レーダーを3次元レーダーと呼んでいます。 (99 名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE) 三次元レーダーとは、主に対空捜索レーダーについていうのだが。 旧式の対空レーダーは目標の方位と距離だけが分かって、高度は分からない。 だから高度は別の高角レーダーで測るので、時間が余計に掛かったりする。 三次元レーダーでは方位、距離、高度の三つのデータが同時に得られる。 (99 709) レーダー開発のきっかけって、破壊光線だかの研究をしている内に副産物的に生まれたって本当でしょうか? 或程度Yes。 (99 眠い人 ◆gQikaJHtf2) 船舶用衝突防止装置ってその後だっけ? 1904年でつ~。 とは言え、このNikola Teslaと言う人、一応、交流誘導電動機とか変圧器とかを発明し、 Niagaraでの水力発電で、2相交流方式を用いて、送電に成功している訳で。 そんなにトンデモな博士では有りません…多分。 (99 眠い人 ◆gQikaJHtf2) イギリス軍(正確には防空科学調査委員会)が 「よくSFとかでマイクロウェーブの殺人光線出てくるジャン、あんな感じの対空兵器って出来ないかね」と聞いたら、 国立物理研究所の電波研究所長ワトソン・ワット氏が 「んな、アホなモン出来ません。反射波を感知するのが関の山です」と答えたのが開発のきっかけです。 (99 834) レーダーって具体的にはどういった物なんでしょうか? レーダー [radar] 〔radio detection and ranging〕電波を利用して、目標物の距離・方位を測定する装置。 一定方向にマイクロ波のパルスを発射し、目標物からの反射波を受信して、距離や方位を知る。 航空機・船舶・気象など広く利用されている。電波探知機。 三省堂提供「大辞林 第二版」より (106 565) レーダーに戦車や歩兵~ 陸上は空や海面に比べて複雑な形をしていてレーダー波を乱反射しますので、 レーダーによる地上捜索は難しいのですが、現在は戦場監視レーダーなるものが 有り、人や車両など動くものを捕捉することが出来ます。 ヘリコプターなどに積まれて、湾岸戦争でも活躍しました。 (106 567) 飛行機にレーダーがつき始めたのっていつからなんでしょうか。 航空機搭載レーダーは実験レベルでは30年代末期から(多分39年の英が最初) 実用化は42年終わりごろで、アクティブ、パッシブの分類を無視すれば英独ほぼ同時期といってもよいのでは WWⅡ当時で地対空、艦対空の無線交信が自在に可能で、それを実行していたのは英米軍ぐらいのもの 日本は技術的に困難でしたし、ソ連は政治的理由でほとんどの戦闘機に無線機を積んでいませんし、 フランスやイタリアに至っては空地共同作戦という概念が確立していたかどうかすら怪しい ドイツは戦記を読む限り、空軍と海軍の連携は限りなくゼロで、 空地間でも前線統制将校など影も形もありません(制度としてはあったらしいけど (111 41) 第二次世界大戦当時のドイツ空軍は、多くの軍団司令部に地上連絡員を配置し、 地上部隊との連携を行っています。 どの程度効果的に、また綿密に行われていたかはわからないので、 おっしゃるとおり頻度に関しては不明ですが、「影も形もない」とまではいかないでしょう。 第二次大戦時にレーダーを搭載した機体には4発爆撃機、双発爆撃機、 双発戦闘機、単発戦闘機、単発攻撃機と多彩です。 もっとも多かったのは夜間戦闘機で、双発戦闘機または爆撃機をベースとしています。 (111 46) 「アクティブフェーズドアレイレーダー」と「フェーズドアレイレーダー」は違うものなのでしょうか? フェイズを操作する素子の配列(フェイズド・アレイ)がアクティブである、つまり それ自身が電波発振を行うものがアクティブフェイズドアレイ(APA)、これを使ったレーダーが F-2や米空軍のF-15の一部に搭載されているAPARです。 電波発振は別の素子が行いフェイズド・アレイは フェイズの操作のみ行うもの(MiG-31のザスローンなど)はこれとは区別して扱います。 (112 あなたのTrue/False ◆ItgMVQehA6) 相手のレーダーを無効にしたりするときってどういう方法をとるんですか そのレーダーと波長の同じ電波を飛ばすとか、 その波長に合わせたアルミ箔を飛ばすとかしています。 (118 眠い人 ◆gQikaJHtf2) 電波を妨害したり、架空の自分を作ったりしてレーダーをだまします。 (118 193) 電波源に突っ込んでいくミサイルで物理的に破壊したりします 標定して長距離砲兵で潰したりもします (118 195) 電波の発信源に向かって誘導される「対レーダーミサイル」で攻撃します。 (118 196) ステルス機を早期に捉える事が可能なレーダーという物は存在するんでしょうか? バイスタティック・レーダーで検索しなされ。 (118 647) レーダー探知距離でよく使われる「nm」ってどういう意味(単位)なんでしょうか? ナノメートル? 海里です。nautical mileのこと 具体的には1.852kmと覚えておくと良いです。 http //people.howstuffworks.com/question79.htm (118 945) 赤道を360に分割し、その分割した赤道をまた60に分割して得られた長さが NMです。地球の表面を移動するときに使われる単位であり、例えば航空機や船舶などが用います。 (118 948) 赤道上での経度1分の距離(1,852m)を1海里(nm)という。 1ノット=時速1海里=1.852km/h 船舶などでの実用上は地球を真球とみなすので、緯線の1分は常に1,852m 経線の1分は緯度により変動し、1,852m×cos(緯度)である。 赤道上:1,852m×cos0°=1,852m×1=1,852m 極点上:1,852m×cos90°=1,852m×0=0m (118 建武集団) フェイズドアレイレーダーで全方位走査するためには構造物の4面に付けるのが普通ですが レーダー技術が進んで3面で済むようになる可能性はあるのですか? 今の技術でも3つにする事を目的にして設計すれば 3つでもやれるんだろうけどメリットが見当たらない。 世界でもイージスシステムの基礎技術は米の一つしかない。 3つになるとプログラムも変えないといけなくなるから これから特に量産されるとも思えないイージス艦のレーダーを120度対応にする理由が無い。 (124 544) 最近のレーダーだと,探知した航空機や艦船についてどのくらいまで分かるんでしょう?航空機だと機種まで分かりますか? 艦船の場合は何級の何番艦かまで分かるんですか? それとレーダーの探知性能は早期警戒機>艦船>戦闘機や攻撃機,これで合ってますか? 距離とレーダーの種類によります. 上等なレーダーでご機嫌な距離なら,機体のおおよそのサイズが分かり,うまく行くと垂直尾翼の数がわかり,エンジンのタービンブレードの数がわかるので,機種をかなりの確率で推定することができます. 艦船の場合,これも同様のやらせ条件だとおおよそのサイズ,マストの数,上部構造の輪郭,敵の艦載レーダーの搭載数,それぞれの回転数などがわかりますので,これまたかなりの確率で艦種の推定が可能です. 何番艦ってのは特殊仕様でない限りダメでしょ. 探知性能が探知距離という意味でしたら,当然高空にいる早期警戒機がベストです. そこから先はレーダー自身の性能(≒重さ,サイズ,消費電力)と高度のバランスになるので,小型機と艦船ではなんとも言えません.対象が航空機か艦船かでも変わります. 場合によっては,早期警戒機よりも艦載レーダーの方が艦船に対する探知性能(距離,詳細)に優れることも あるでしょう. 特に艦船対象の場合はISAR(逆開口合成レーダー)機能の有無が問題になりますから. レーダーを使うと対レーダー・ミサイルで破壊されるそうですが、レーダーはどのようにして保護されているんですか?また安全な運用法はありますか? 攻撃に弱いレーダーアンテナを剥き出しにしなくてはいけない、というのは昔からずっと解決されていないレーダーの弱点の一つです。 レーダーに「装甲」を施すと,電波が遠くに飛ばなくなっちゃうので、装甲のような形でレーダーを保護するのは難しいです。 よくある「レーダー・ドーム」は風雨からレーダーを守るためのもの。防護効果は殆どありません。 で、対レーダーミサイル(ARM)に対しては、自分の発振するレーダー電波の周波数を微妙に変える事で対処します。 例えば、76Mhz(この数字は説明用のいい加減なもなので当てにしないように)でロックオンされたら、76.5Mhzに変える、とか。 究極的にはレーダーの発振を一時的に止めることか。 もちろん、レーダー使えなくなるけど。 もっとも,ミサイルの方もロックオン時の周波数を幅広くとってたり(76Mhzでロックオンしたら,数値の幅を75~77Mhzにとっておくとか)、電波だけでなく目標の方位と距離にもロックオンしたり、といった対策法を取ったりもします. このように,電子戦(ハードキルも含む)は狐と狸の化かしあいとなります. 必然,技術が高く相手の情報を多く持っている方が有利です。 対レーダー・ミサイルといえども、相手の知らないバンドを用意する、周波数ホッピング、とりあえず発振中止、間欠発振、複数アンテナ切り替え、ダミー放射源用意と色々対抗手段は考えれます。 しかしそれには、相手のシーカーの特性等の知ってる事が大事だったり、高コストだったり、運用に制限があったりします。 そういう事を含めて、技術と情報と金の優位が重要なのです。 ECMとは、どのような原理で相手の電子機器を妨害するんでしょうか? ECCMに周波数ホッピングなどが使われるということは、ECMは特定の周波数に大出力の電波を流すのですか?それ以外の方法で妨害電波を出す方法はあるのですか? また、もし大出力の電波を出すのなら、ECMとステルスは並立できないのでしょうか。ECMが必要な場合は、すでに相手に発見されているのでステルス性はいらないんですか? 「ECMとは?」,スゴく荒っぽくまとめます。 1.全波長にわたって電波雑音を出す。 相手が何を使っていようと、とにかくノイズで埋もれさす。 予備知識なしで使えるが、大電力が必要。 2.相手の使っている波長も偏波も変調方式もわかっている場合。 それに合わせてバッチリ重ねてつぶす。 あるいはずらして出して誤った結果を与える。 小電力で可能。予備知識必須。 3.1.と2.の中間。 ある程度波長がわかっているなどの場合、そこに集中して適当にノイズを流す。 どれも結果として画面が濁り(あるいはセンサーの感度が落ち),目標を特定しにくくなる。 そこに目標がステルス性で最初から小さければ,なおさら見つけにくくなる。 ECMはステルス性を助ける。 ただしECM自身は電波発信なので発信源を目標にされる可能性は常にある。 通常は射程外に発信源を置くが、最近は妨害目標の場所を特定し指向波で妨害することで探知されにくいECMも可能になってきている。 ロックオン警告用のレーザー検出装置ってレーザーを自分(戦車の車体、戦闘機の機体)のどこに照射されても検出出来るんですか? レーザーって照射した一点でしか検出できないのでは? 照射されたレーザーは物に当たると拡散するので、その拡散したレーザー波を検出する。 (初心者スレ474 767) ステルス機でもRCSはゼロにならないので、レーダーを時速500km以上で移動する物だけを映るようにすれば発見できるような気がするのですがどうでしょうか? 実際、現代ではそのような原理を使用したドップラーレーダーが普通に使用されています。 しかし、バックにノイズが入ることは避けられず、その際、わずかな反射はノイズに埋もれる。 レーダーに対して垂直に動いている機体は速度がゼロになるので映らない。 斜めであっても、そのぶん視線方向の速度が減るから、映らなくなることがある。 ドップラーレーダーはご存じの通り周波数変化を利用して移動物体のみ捉えます。 例えば接近してくる物体を捉えようとしたら、周波数100の電波を発射し、110~120の範囲だけフィルターすると 10~20のドップラー偏位を起こす正の(つまりこちら向きの)視線方向速度をもった反射だけを捉えることができます。 しかし、敵機の進行方向は未知ですから、たとえ敵機の速度がわかっていても、 視線方向の速度は、0(敵機が電波に対して垂直)~敵機の速度そのもの(視線方向に運動している) までさまざまとなります。 仮にレーダー回路自体のノイズがゼロであっても(熱力学的に不可能ですが)たまたまレーダーが向いた方向に、 周波数110~120の電波を発信するものがあれば、これがノイズとなる上、レーダーにはサイドローブがありますから、 レーダーが向いていない方に発信源があっても、同様にノイズ源となり得ます。 というわけで、速度がわかっていても反射が弱い敵機はとても捉えにくいことになります。 (初心者スレ) 何故、航空自衛隊の早期警戒機や早期警戒管制機は未だに旧式の回転式レーダーを使用しているのでしょうか? フェーズドアレイレーダーを搭載した新しい早期警戒機や早期警戒管制機を調達したりはしないのでしょうか? E-767のレーダーはフェイズドアレイだし 固定したフェイズドアレーレーダーより、回転型のフェイズドアレーの方が素子数が少なくて済む。 もちろん同時監視はできなくなるが、問題ない速さでスキャンできていれば、わざわざ高価で重いものを 積む必要はない。 さらに、固定式フェイズドアレーを機体にどのように搭載するかの問題も起きる。機体の長軸に沿って搭載する方法だと、 前後に死角ができ、それをカバーするための補助レーダーが要るが、これは機体の幅で長さが限られるため、 性能が落ちる。 機体上部に三角形にフェイズドアレーを置くことも考えられるが、回転レドーム(ロートドーム)の直径が同じ場合、 図を書けばすぐわかるとおり、回転式のフェイズドアレーよりも一辺が短くなり、性能が落ちる。 斜め方向の分解能も落ちるから、すべての方向で同じ性能にしようとしたらえらくでかいものになってしまい、 空力的にとても大変なことになってしまう。 というわけで、ロートドームの中身はフェイズドアレーになりつつあるが、回転させるメリットは大きい。 (初心者スレ478 67-71) 超低空だとレーダーに映らないと聞いたのですが、それなら何故たいていの国ならレーダーを装備している第二次大戦後半でも、爆撃兵団は高高度を飛んでいるのですか? 超低空でもレーダーに近寄ればは普通に映る 高空を飛ぶよりも後に発見されるだけ レーダーの被覆域は低空では小さくなるのでレーダー網には「穴」が空くことがあり そこを通れば映らないが戦略的戦術的に重要な地点では「穴」が空かないように考えて レーダーが配置してあるのが当時からの常識 で、何で高空を侵攻するかっていうと、当時の戦闘機は1万mに上るまでどんなに早くても 10分ぐらい、普通は30分ぐらい、日本のなんか下手すりゃ1時間ぐらいかかった レーダーで見つけてから離陸迎撃したって間に合わないわけよ あらかじめ上空で待機していても、ルートが予想からずれたら敵に追いつけない 結果、石を投げられてもぶつかって墜落する危険がある超低空を通るよりも、敵戦闘機が あえぎながら必死で上ってくるのを横目でみてスルーできる超高空をのんびり進んだ方が 安全なわけ これ、今でも通用する理屈なんだよ。でもって米軍は超低空侵攻戦術を事実上放棄しちゃった (初心者スレ480 980) AWACSって、大きなレーダーが付いてますが、電磁波が出続けてるんですよね?隊員への身体的影響はないのでしょうか。 乗員が危険(なくらいの電磁波出す)ってことはAWACS自体が自分の電磁波で墜落しかねないって事だぞ… 人間に影響が出るくらいの出力では当然、電波・電磁波でAWACS自機の電子機器もぶっ壊れる。 それを懸念してしっかり機体内部はシールド(遮蔽)されている。 なので乗員も安全。 ちなみに イージス艦のレーダーでも実際どんな影響がでるかどうかというのは具体的には不明な点も多い。 ただ、レーダー作動中は甲板にでるのは禁止されている(ヤバい影響があった時に備えて、一応) 一昔前は電子レンジ状態になって、甲板に出ていた人間が死ぬとか言われたが、 実際人が死ぬほどの出力は出せないというか、出す必要がない。 とりあえず、艦内の乗員や他の電子機器に障害が出ない程度には配慮や遮蔽処置がなされている。 AWACSにしてもイージス艦にしても、高性能レーダーは高出力だけでなく、高指向性も必要とされる。 もちろんサイドローブも発生するが、これも最小化された上で遮蔽処置も行われる。 電子戦機などではキャノピーにも電磁遮蔽コーティングが施されている。 (初心者スレ485 442,443,459*一部改編) 敵機が低空侵攻してきたら水平線以遠の見通しは利かないのに、艦艇や地上設置の対空レーダーが数百kmもの視程をもつのはどういう意味(意義)があるんでしょうか? 低空侵攻はすごく燃料食うし、緊張もするので、遠路はるばるずっと低空侵攻ってのはない。 その遠路の段階で捉まえてれば対処に余裕ができる。 低空侵攻やステルス性の高い機体、ミサイルを確実に捉えようとすると、 レーダーには出力やノイズとの分離機能、分解能などについて高い機能が要求される。 基本はS/N比であり、S、つまり信号部分の入力を増やす一番確実な方法は出力を上げること。 だから遠距離探知を目的としていなくても、結果として数百kmの視程を得てしまうことにもなる。 (初心者スレ489 779) 自衛隊のレーダーサイトでは、中の人がレーダーの画面睨んで、国籍不明機とかが接近してきたら上の部隊に報告してるんですか? それとも、データは直接上の部隊に送られて、レーダーサイトの中の人は機材の保守整備とかだけをしているんですか? レーダー員がその場で上官に報告、 「アンノウン」(国籍不明機かもしんない)と判定された時点で「目標番号」が付され、 さらに追跡して、上級部隊で「この目標番号のやつはヤバめの目標」と判定されればスクランブルがかかる。 「アンノウン」の可能性があるのかどうか、素早く判断するのはレーダー員の腕前。 余談だが、古処誠二「アンノウン」文春文庫は、 航空自衛隊レーダーサイトを題材にした本なので一読をお勧めします。 (364 418,422) レーダーやその他のセンサーを被弾から防御する方法が研究されていたら教えてください。 装甲車両の火器管制用光学装置は、7.62mm弾や榴弾片、衝撃に耐えるよう、カバーや防弾ガラスで防御されています。 同じく、装甲車両のアクティブ防御装置に使われるマイクロ波レーダーなども、同様の防御がされている、 とメーカーは主張しています。 本当にそこまでの耐弾性があるか疑問視されてはいますが。 航空機や艦船となると、本体の被弾の方が問題になるので、センサーに特別な防御方法は施されていません。 とはいえ、常識的な強化はなされています。 (506 94) AWACSは常時空中にいれませんが、気球か飛行船にレーダーを搭載すれば、一年中AWACSの代わりを出来るのでしょうか? 確かに最近、成層圏プラットフォームなどの気球を利用したレーダーシステムは研究されてる。 ただしAWACS/AEWの代わりをする、できるという話は聞かない。 気球は攻撃に対して脆弱で、通信は妨害されると終わり(だからこそAWACSはオペレーターを乗せてる)。 やはりAWACSの代替になるほどの能力は難しいのではないかな。 JLENSやRAIDといった係留気球ならイラクやアフガニスタンで使われていますし、メキシコからカリブまでの密輸、 密入国監視、そしてキューバへの放送中継にも同じく係留気球が使われていたことがあります。 米本土では米空軍と連邦税関が使ってるね>係留飛行船 (353 576,751,752) ヨーロッパの戦闘艦に搭載される対空レーダーって、どうして回転式のレーダーが多いのでしょうか? SPY-1のような固定式のAESAレーダーが少ないようにおもいます。 ヴィスビュー級のようなステルス艦にもわざわざ高いところに三角錐のレドームがありますし、 ほかにも丸いレドームを配置する防空システムが多いように感じます。 完全に固定式ですと、同じ規模だと回転式に比べどうしても3・4倍のアンテナが必要になります。 ちっさい艦じゃ無理でどうしても艦の規模が大きく(そしてコストが高く)なります。 (大きな固定レーダー4枚も高い位置に置くと重心上昇も甚だしいし) でもヨーロッパでも最近固定式MFR結構増えてますよ。(オランダ・ドイツ・スペイン・ノルウェー) ちなみにSPY-1はAESAじゃありません。 (546 269) レーダーが地上を走るトラックを探知する事って出来るのでしょうか? 空中の物体を探知するよう設計されているレーダーが自分より下か同じ高さの物を探知できるとは思えないのですが 昔はレーダーの性能がよくなかったため、 地上にいる車輌のような小型目標を捕捉・追尾するのは難しかったが、 精度の高いビームを発振できるレーダーが実現可能になり、 さらに、得られた情報を処理する高性能コンピュータが実現したため 一般的には自分より下方の地上物以外の目標を探知する場合は、 ドップラーフィルターを使い地上物(と同じ動きをするもの)を消去します。(FCSのパルスドップラーレーダー) 逆に地上物を表示するのは、そのまま生データを表示すればよいのですが(2次大戦時の爆撃レーダー等)、 通常の機載レーダーですと分解能が悪く、遠距離でトラックなどの小目標を識別するのは難しかったのですが、 近年では合成開口技術(SA)を使い高解像度の画像を得る事が可能になりました。 これらの技術を使い、JSTAR機などでは低速の地上目標のみを表示する事なども可能になっています。 補足した方が良いかな。物体に当たったレーダー波は当然、車両、航空機を問わ ず跳ね返ってきては居るわけだ。つまり、全部見えてる。問題は地面方向だと地面 の岩と車両を見分ける事が出来ないって事なんだ。 ソレをドップラー効果を利用して「動いてるモノ」を選り分けて表示する事で解決してるわけだ。 (552 953-967) レーダー上に映った機種を判別する手段というのはありますか? F-15Eに搭載されたAPG-70にはNCTR(非協力的目標識別)と呼ばれる 肉眼で識別できない距離にある目標のタイプを分類できる能力を持つとされている。 目標の正面から高解像度のレーダー・ビームを集中させて、相手の機体の エンジンのファンもしくはコンプレッサの翼の枚数を数えて エンジンの種類によって敵味方を識別する またF-22のAGP-77は逆合成開口レーダーというモード処理によって 敵機の立体的なイメージを作り出し、備蓄された情報と照合することによって 目標の具体的名機種まで識別することができる、とされている。 ソースは新潮文庫の 「トム・クランシーの戦闘航空団解剖」 ただしこの本でも書いてあるが、この技術はまだまだ極秘扱いなので もしかしたら、この本自体が間違っている可能性もある (557 212) レーダーサイト勤務=島流しというのはなぜ? レーダー基地は大概、辺鄙な所にある。 辺鄙な所=見晴らしがいい=走査範囲が広いだからね。 その為、自衛隊内での別称は「島流し」と言われる位。 暇過ぎる仕事は却って苦痛だよ。 (346 746) 60年代ごろからAAMのシーカーやら弾頭をレーザーで破壊する試みが続いてるけど実用化されないの 最新のレーダーでは、ミサイルの電子装置を破壊する可能性が示唆されてるね。 また破壊とまでいかなくとも、レーザーで誘導を妨害する装置は一部実用化されている。 日本における研究 http //www.mod.go.jp/j/info/hyouka/15/jigo/youshi/08.pdf (562 357) レーダーって鳥とかもうつりますか? バッチリ。 もちろん反応は小さいけど、群れなんかだと画面に霞がかかることもあり。 (342 411) レーダーの探知距離はどのようにして決まるのか 相手がステルスの場合とか レーダーの最大探知距離はね、十分な送信出力があれば、 レーダーと目標の高度で決まってしまうの。高度の平方根掛ける4(km)が目安。 成層圏を飛ぶAEWが成層圏の目標を捉えるのならば、だいたい800kmになるの。 あとは信号処理で同時多目標とかTWSとかレイドアセスメントとか向上させるだけなの。 上の通りではあり、従って相手のレーダー反射面積と背景雑音で変わるのだけど。 ひとまず一般的な軍用機相手でE-2Cの探知距離は550km以上といわれている。 E-2Dについてはそのような数値がわからないのだけど、一般にESAレーダーは 従来型のレーダーの倍ぐらいの探知距離を持つことが多いから、1000kmかな、ということになる。 この数字は上が計算してくれた、航空機同士がもっとも見つけやすい条件での 見通し線距離を超えているから、結局見通し線の方が探知距離のネックになり、 800kmということになるだろう。 ちなみに従来型レーダーを搭載したF-15の敵軍用機に対する探知距離は50km程度で レーダー地平線には全然及ばない。 レーダー反射波の強度は標的のレーダー反射面積に比例し、 標的までの距離の四乗に反比例(照射波、反射波ともに距離の自乗で減衰)するから 敵のレーダー反射面積が1/100になると、1/3以下の距離に接近しないと発見できない。 相手がステルスの場合。 正面から見たときのレーダー反射面積は、B-52で1000平方メートル程度、一般的な戦闘機で10~100のオーダー、 ある程度ステルス性を意識したと言われるF/A-18E/Fで1平方メートル程度、F-35で0.001、B-2とF-22は0.0001レベル、 と言われています。 仮にE-2Dの一般的な戦闘機(RCS=10m2)に対する探知距離が1200km(レーダー地平無視)だとすると F/A-18E/F相手では677kmと十分大きく、レーダー地平と背景雑音(グラウンド/シー・クラッターなど)で有効距離が決まる。 F-35が相手となると有効距離は200km超となり、レーダー地平よりもレーダーの性能の方がネックになる。 もっともこれでも相手のBVRミサイルの射程外であり、空戦管制に多少の制限は生ずるものの、十分使える。 F-22が相手になると有効距離は120km。BVRの射程に捉えられることになる。 (342 532-545) 物体が反射するレーダー波の強度はRCSに比例するわけですよね? これを受信する素子からコンピューターにアウトプットされるシグナルは、入射したレーダー波の強度に比例するのでしょうか? つまりシグナル-RCSでグラフを書く際に、片対数グラフで直線になるのか、普通のグラフで直線関係になるのか、なんですが。 もちろん、RCSと受信電力は比例関係にある・・・・らしい ttp //www.soi.wide.ad.jp/class/20000002/slides/11/9.html (580 147) ガメラを見て思ったんですが、早期警戒管制機がガメラやギャオスをUNKNWONとレーダ表示されてました。 実際生物を探知できるのですか? 現実に鳥程度の大きさでさえ探知されます。 ステルス機の能力を形容する「ウンmの巨体が小鳥程度にしか映らない」なんて解説をご存じありませんか? 裏を返せば小鳥程度でも探知できる、てことですよ? Jane's Avionics 2008-2009 F-22のレーダーは鳥(RCS=0.02㎡)を75km地点で探知します。 ちなみにこの資料だとF-22のRCSは鳥よりさらに小さい0.01㎡と推定してる。 まあもちろん推定値なわけですがソースはちゃんとありますよ。 ちなみにSu-35系列が搭載してるレーダーは鳥クラスを85km地点で探知できる、と自称しています。 (593 ゆうかin職場 ◆u8WC078ef5ch) 理論上は電波の波長より小さいものでなければ探知できるよ。 後は出力と距離とRCSの問題。 虫程度の大きさでも距離が近ければ探知できるのさ。 (593 843) 「ドップラービームシャープニングを使ってパルス幅以内の複数機を分離・評価する」とはどういう意味? レーダーというのは波長の関係で、ある程度以上の距離の目標を探知してもそれが密集した編隊で ある場合は1個の目標としか認識できない。それをドップラー波を併用することで1機1機を細かく認識 しようというのがRA(Raid Assessement)モード機能。 F-14のAPG-71の場合だと約50kmの距離にある目標は通常探知モードでは1個の目標として認識する が、RAモードを使うと150m程度の機間距離で飛行する密集編隊の1機1機を識別できるとされている。 (597 168) ECMっていつ頃からあったんですか? デタラメな電波を発信するだけなら簡単だと思うのですが。昔はジャミングって考えが無かっただけですか? レーダーそのものと同じくらい歴史が古いです。 無線通信の時代にも、妨害電波を発信することは行われています。 世界最初の電子戦は日露戦争中。 デタラメの電波を発信するのは簡単ではありません。 相手のレーダーの周波数を調べて、それに合わせて発信、さらに味方には悪影響が出ないように、 など、かなり手間がかかります。 (308 684) 雲ってレーダーはどんな風に移るんですか?雲に戦闘機が入るとどうなるのでしょうか? 気象レーダーなら雲ははっきり映る 最近の気象レーダーはカラー化されているので雲は白く表示されるのが多いが、雷雲など 危険が予想されるのには色がつくのもある 戦闘機のFCSのレーダーは周波数の関係で雲はあまりよく映らない それでもはっきり映るような濃密な雲は危険なので避けて飛ぶことになる (300 134) 太平洋戦争中、日本軍はまともなレーダーを実用化していなかったのですか? 硫黄島にレーダーが設置されていました。 そのため、マリアナ諸島から日本本土へ空襲に向かうB-29の編隊を捉えて、事前に警報を発しています。 また富士山頂にレーダーを設置していました。 アメリカ軍は逆にこのレーダーを頼って、富士山頂を目標にして日本へ侵入していました。 真珠湾攻撃の日本軍機は、ホノルルのラジオ放送局の電波を頼って襲来しまた。 日本では、空襲警報をラジオで放送しました。 ドイツでは、空襲が始まると、ラジオ放送を停止したそうです。 ラジオの電波が敵機の道しるべになることを恐れたためです。 参考図書。 大本営参謀の情報戦記―情報なき国家の悲劇 (文春文庫) [文庫] 堀 栄三 (著) 「日本に向かう「超空の要塞」(B-29の事ー回答者注)が硫黄島に近づくと、 そのレーダー・ステーションは爆撃機の日本到着より二時間前に本土の防衛軍に警報を発した」 下記、なぜ硫黄島は米軍の攻撃の対象になったのでしょうかを参照ください。 http //soudan1.biglobe.ne.jp/qa2644384.html 下記、太平洋戦争で日本軍がまともにレーダーを装備しなかったのはを参照ください。 http //detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1313328088 (671 霞ヶ浦の住人 ◆1qAMMeUK0I*加筆修正) 戦闘機の先端にレーダーがあり、レドームがありますが、電波は金属のレドームをなぜ貫通できるのですか? レドームは金属ではありません。 電波透過性のFRP等で作られてます。 (683 947) 機首レドーム空力で加熱されるので、戦闘機などの高速機では セラミックの類が使用されているようです。 (683 system ◆systemVXQ2) マイクロ波って地中や海中には透過できませんよね? 海水を透過しやすいELFなど波長が長い電磁波でも、水深100メートル程度。 マイクロ波のような波長が比較的短い電磁波なら、あっという間に海水に エネルギーを食われて減衰してしまいます。 地中は海水よりは透過しやすいです。地中レーダーが実用化されています。 (もちろん透過率は空気よりずっと低いです) (132 386) WW2のころの地上レーダーは、要所要所に複数設置、広範囲に点々と設置、のどちらが主流だったのでしょうか? ドイツの場合は、広範囲に点々と設置しています。 後、レーダーだけではなく、従来の聴音機、照空灯を上手く組み合わせて、ノルウェーから スイス国境に渡るカムフーバー・ラインを形成し、英国の夜間空襲に対抗しました。 ちなみに、当時のドイツ軍の遠距離操作レーダーは有効距離200km、近距離精密レーダー は60km、機上捜索レーダーが3~4kmです。 日本の場合は、要所に設置する傾向があり、御前崎とか室戸岬など、米軍機が来るであろう 地区に重点的に配備されています。 後、英国の場合は、戦前からレーダー基地を設置していっています。 これを、Chain Homeと呼び、1940年の段階で、ブリテン島南部から東部に掛けて、長距離 対空捜索レーダーが26基で、探知距離はドイツと同じく、200km程度。 これに低空目標捜索レーダー(探知距離80km程度)が加わり、補完します。 (231 眠い人 ◆gQikaJHtf2) レーダー電波を発すると敵に自分の位置も知らせますよね? 敵自身がレーダーを発した時と同じ水準でこちらの所在が探知されてしまうのでしょうか? レーダー波の強度は距離の二乗に比例して減衰します。 目標に反射して帰ってくるレーダー波も同様ですが、 目標に達する時点で距離の二乗に比例した減衰が既に発生していますから、 帰ってくる強度はそのかけ算、つまり距離の四乗に比例して減衰しています。 つまり、こちらがレーダーを使用した場合、相手は距離の二乗に比例して減衰した レーダー波を受信するが、こちらは距離の四乗に比例して減衰したレーダー波を 受け取ることになります。とっても不利ですね。 ただし、こちらは自分のレーダー波の特性と発射タイミングを知っていますから、 弱くても確実に受信できますが、相手はそれを知りませんから、雑音に紛れて 発見できないこともあります。そうなりやすいようにレーダー波も工夫されています(低被探知性レーダー)。 (728 system ◆systemVXQ2) 索敵レーダーと火器管制レーダーの違いがわかりません。 FCS(火器管制)レーダーの場合は「照射し続けられる」 通常の捜索レーダーの場合は発信元が回転してるから周期的に感知する この違いでどちらのレーダーなのか一目瞭然というわけだ (773 91) 周波数が最大の違い 索敵レーダーは遠距離まで届く比較的長い波長を使うが、位置や速度の計測誤差が比較的大きく 射撃に必要な精度が得られない 照準レーダーは波長が短く、位置や速度は精密に測れるが、探知可能距離は短い 一説だと、E-3のレーダーは標的は半径100m程度の球の中のどこかにいるという精度だが、戦闘機のは 標的の翼幅程度、すなわち半径10m程度の球内に収まる精度だそうな で、使用波長が違うから、見られてる方は、こっちがどのレーダーを使ったかただちにわかる 捜索レーダーと照射レーダーを同じレーダー、周波数で行うこともある(AESAなど) 捜索レーダーの被照射間隔は長いが、照射レーダーの被照射間隔は短い~連続的 戦闘機は二種類レーダー積むとか贅沢できないから、たいてい同じ波長で捜索 追尾だな (773 240-249) 射撃管制用レーダー照射って言うのがレーダーロックなのですか? 捜索レーダーなどによって目標を探知 ↓ ミサイルの有効射程内であることを確認、あるいはそこまで接近 ↓ 相互の位置関係、速度関係、自己の旋回Gなどがミサイル発射と その後のミサイルの追尾に無理無いことを確認 (ここまで含めて「有効射程内」と考えると良い) ↓ 照準レーダー(射撃管制用レーダー)を照射して精確な方位、距離を得る (前段階の確認操作のために照射することもある) ↓ ミサイルを発射すれば命中させられることを確認=レーダーロックオン (773 system ◆systemUniQ)
https://w.atwiki.jp/landmass/pages/13.html
他のFPSにないレーダーについて、検証したいです。 (管理者のメインはEで行く予定) 標準装備のレーダーと地雷発見もできるレーダーありますが その捜索範囲から、全く別物のように感じます。その検証もしたい。 【 (標準レーダー)】 捜索範囲:30m 捜索範囲広い。敵Aの射程範囲外から捜索可能。 Sに対してもろ見えの距離ですが、使用場所によってはかなり有効。 エアポ(OP)では必須。(攻めも守りも必要) 【 (地雷探知可)】 捜索範囲狭い。敵Aの射程範囲にならないと反応しないため レーダーで捕らえた瞬間には、敵Aが目の前ということが多々。。目視確認のほうが有効です。 しかし、地雷が設置されているような場所では、大いに力を発揮するのは間違いないので、地雷を踏みたくない人は使用してみてください。 (メンデル、フォレストのOPで、送信側が攻め込む時に必要。) 管理者の感覚ですが、野良でやってる限りは、敵の発見が早い標準のレーダーで十分です。 どちらのレーダーにしろ、VCが有効になってくると思いますので、クラン戦での活躍に期待です。 08/5/13追記 標準レーダー:地雷見えないが、敵の捜索範囲が広いので、待ち伏せ用に使用するのが最適。 地雷探知レーダ:地雷除去用に使用。但し自分で解除できないのが悩み ;;) 【番外編】 Dによるロックオンレーダーが、一番のレーダーという噂が。。。 Sのスコープをズームしても見えない位置からロックオンが可能で、一番のレーダーという話らしいです。 これも検証したいです。 ⇒デロン渓谷 で実証しました。 結果は…最大直線距離を取って検証しましたが、Sのスコープでぎりぎり見える距離なので、検証不十分でした。。 ただ、視認は難しく、影がうっすら残る程度なので、敵の位置を確認する余裕はありませんでした。 それよりも、Dのロックオンが、遠くて米粒だろうがなんだろうが、ロックオンで敵の位置教えてくれるので これはこれで有効かと思いました。。 名前 コメント 1
https://w.atwiki.jp/godzilla4/pages/15.html
レーダー予告 レーダーで捕捉するのは? 通常時に頻繁に出現する予告。当たる事は稀。 レーダーの色 緑<赤 緑:M0.5 M1.5 M2.5 赤:女性オペレーター「震源が移動しています」→怪獣が登場
https://w.atwiki.jp/monosepia/pages/5775.html
レーダー照射事件 / 射撃管制レーダー ● レーダーサイト〔Wikipedia〕 軍事用レーダーの地上固定局である。また、レーダーに付随して、対空無線・見通し外通信アンテナ (OH) 等の通信施設を備え、電子戦情報の収集や監視情報を他の関連部署と共有し軍事目的に利用するための施設である。レーダーを風雪などの自然環境や悪意の攻撃から保護するための装備や施設も備える。また車両に搭載され、設置場所を変更可能な移動式レーダーも存在する。 ● J/FPS-3〔Wikipedia〕 防衛庁(現:防衛省)技術研究本部が開発し、航空自衛隊のレーダーサイトで運用されている固定式警戒管制レーダー装置(3次元レーダー)[1]。三菱電機製。7ヶ所に配備が行なわれた[2]。 ● J/FPS-5〔Wikipedia〕 日本の防衛省が主導して開発し、航空自衛隊のレーダーサイトで運用されている防空用の固定式警戒管制レーダー装置。通称ガメラレーダー。 ●● 早期警戒管制機 軍用機の一種、大型レーダーを搭載し、一定空域内の敵性・友軍の航空機といった空中目標を探知・分析し、なおかつ友軍への航空管制や指揮を行う機種である。空中警戒管制システムや空中警戒管制機とも呼ばれる。「AWACS」は「エーワックス」のように読まれることが多い。 ●● 早期警戒機〔Wikipedia〕 ●● レーダーピケット艦〔Wikipedia〕 .
https://w.atwiki.jp/medadictionary/pages/1641.html
レーダーサイト 登場 DS 7 DUAL 8 9 GM S レーダーサイト 技概要 技説明メダロットDS メダロット7 メダロットDUAL、ガールズミッション メダロット8、メダロット9 メダロットS 技概要 メダロットDS初出の、従来の索敵行動に近い技。 従来作との違いは、プラス症状扱いになっていることである。 重ね掛けはできないがファイトブーストやシュートブースト、スナイプ等を併用することで成功値を高めることができる。 メダロット7以降の作品では、コマンダーを皮切りに様々なレーダーサイトに他の支援技の効果を合わせた複合技が登場している。 ちなみに、索敵行動が症状扱いなのはコレが初めてではなく、アクションゲームであるG・BRAVEでは索敵がプラス症状となっている。 技説明 メダロットDS 味方チーム全体の行動成功性能を一定時間上昇させる。 複数回使うと効果時間が延長される。 メダロット7 味方チーム全体の行動成功性能を一定時間上昇させる。 複数回使うと効果時間が延長される。 また先に相手がステルス効果を得ている場合、その効果を打ち消す。 この変更によって、かつての隠蔽クリアの様な機能を獲得した。 メダロットDUAL、ガールズミッション 射撃攻撃であれば誘導を強化、格闘攻撃であればロック距離が伸びるといったプラス補正を与える。 また、ガトリングやメガガトリングといった発射時に弾がばらける攻撃は、まっすぐ飛ぶ様になる。 メダロット8、メダロット9 成功値を15上昇させるプラス症状を付与するわざ。 ステルスに加えて、メダロット8で新たに登場したコンシールの効果も打ち消せる。 いずれの作品でも、複合型のサイバーコアやコマンダーなどを使ったほうがお得なので、わざわざコレ単独のパーツを使うという戦術はあまりない。 一回使えば大体ロボトル終了まで効果が持つので、貴重な頭部パーツよりも、使い捨てできる腕パーツの方が便利かも知れない。 また、充填冷却よりも、盾として機能する装甲値を重視しても良いだろう。 メダロットS メダロット8の仕様を踏襲しており、成功値は30%上昇。 ver1.7.0より一部たすける技の上方修正があったため誤解されがちだが、当初からの仕様である。 ver3.2.0において、成功値プラス50%に上昇した。 ランクボーナスは充填値と冷却値へのプラス補正。 ランク☆1時は補正値無し。 以降ランク上昇毎にプラス50され、ランク☆5時にはプラス200。